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1 自己紹介

この物語は私の頭を整理するために書いた軽い物です。気軽に評価感想よろしくお願いします。

「ふわぁ~暇だなぁ……。にゃっ!お客さんが来たどんな子かな?」

 塔の窓から眺める白猫みたいな子は今日も友達を探している。


「どんな子かなぁ~怖くないといいなぁ~、―よいしょ!」

 塔の上から地上にジャンプしてお客さんの下へ歩み寄る。


「こんにちは!私の世界にようこそ。君のお名前は?」

 しかし目の前のお客さん、もとい女の子は訳もわからずたじろいでいる。

 たぶん何かしらの機械を使って来たのではなく自らの力で来てしまったのだろう。


「あ、怖がらなくていいよ。私の名前は……無いけど、安心してほしいな、にゃはは……」

 目の前の女の子はさらに後ろに後退りをする。


「待って待って!説明する!えっとね、ここは君の夢の世界なのでも君の夢では無い場所なの」

「……どういうこと?」

 ようやく話をする気になってくれた。


「んー、君の夢は別の世界に繋がってしまいましたってことかな?そして私はここにずっと住んでる者です。ね?警戒は解いてくれると嬉しいかなぁ」

「うん、わかった」

「あーよかった。そうだ、君の名前は?」

「わからない」

「やっぱり機械を使わなかったから……、そうだ私がつけてあげる!そうだなぁ、青い服を着てるから青ちゃんとかどう? だめかなぁ?」

「別にいいですよ」

「やったぁ! 青ちゃんも私に名前つけて、ここに来た人が私の名前をつけることになってるの」

「いや、別に何でもいいですよ」

「そんなこと言わないで。ね、何でもいいから」

「……じゃあ、白猫とかどうですか」

「いいね!今までで一番いい名前だよ!」

 白猫は満面の笑みで喜んでくれた。

 ほんとに適当だったのにここまで喜んでくれるとは青は思わなかった。


「名前も決まったことだし、また明日からいっぱい遊ぼうね」

「明日ですか?」

「そう、明日。あ、そうそう敬語は無しね。お互いもう友達なんだから」

「あ、はい。わかりました」

「ほら! また敬語!」

「あ……」

「にゃはは」

 白猫さんは無邪気に笑っている。


「にゃはははぁ、はぁ、じゃあまたね」

「まって、まだ話が……」

 白猫さんは私の視界から白い光となって消えた。


 それもまた白猫さんもお同じ。

 青は淡い光に包まれて消えていった。


 時刻は朝の7時を過ぎていた。

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