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6話

クロスドミナンス6


昼放課


郡上知美は新しく買ってもらった、PCをもって来た。

それは、ThinkPad X61だった。

笠松ヘラは言う。「いいな~、SATA接続の2.5インチHDDでCore2Duo。IDEの1.8インチのPentiumの低電圧版では敵わないよ・・・・」

そのThinkPadはCADはもちろんのこと、いろいろなソフトが入っていた。

笠松ヘラは言う。「へぇ~、Office2007なんだ。」

郡上知美は「しかも、Windows7 Ultimate 64bitだしね?RAMも8GB」

笠松ヘラは言う。「本当に、いいな~」

笠松ヘラは言う。「まぁ、でもうちの子はTablet機能があるからね?」

山県優菜は言う。「ヘラさんも、すっかりPCに詳しくなってしまいましたよね・・・」

郡上知美は言う。「残念がるとこ?そこ?」

山県優菜は言う。「純真無垢だったヘラちゃんがPCに詳しくなったら、オタクの道まっしぐらじゃないか。すこし、アニメも好きらしいし・・・あぁ、私のヘラちゃんが・・・」

益鷹香奈子は言う。「あんたも、変態か」

山県優菜は言う。「これは大きな変化なんですー」

益鷹香奈子は興味ない感じ「あっそう」と返し、郡上知美の元に向かう。

益鷹香奈子は郡上知美に言う。「ThinkPad X61か~。今までデスクトップPCが多かったのに、なんで急に、ThinkPad・・・まぁいいか」

郡上知美は言う。「まぁ、外出時にメインで使えるPCが欲しかったんです」

しばらくして、昼放課が終わる5分前を知らせるチャイムが鳴る。

おのおの授業の準備をする。




放課後部活の時間が来た。

文化祭まではあと2週間、ある程度、完成こそしていたが、細かいとこがまだ未完成だった。

細かいところを仕上げるため、どこがどういう風に完成してないかまとめ、どんな建物などが必要かをまとめて、建物をCADで笠松ヘラと郡上知美は建物を作り出す。

そして部室のプリンター(郡上知美の私物)で印刷する。

八木沢みおと益鷹香奈子は切り取って行き、山県優菜と黒血川愛海が貼って行く。

なんと、みんなが本気を出したせいか、1日で未完成部分が出来上がってしまった。

益鷹香奈子が言う「あと、どうしましょう・・・・?」

黒血川愛海は言う。「後は適当に遊べばいいんじゃない?」

郡上知美は「うぅーんどうしよう」と言う。




しばらくして、文化祭当日がきた。

雨だった・・・。

郡上知美は言う。「雨ですね」

山県優菜は言う。「あれーヘラちゃん今日は遅刻ですかね?」

すると、あわてて笠松ヘラヘラが部室に飛び込んできた。

笠松ヘラは言う。「セーフ!!!」

郡上知美は言う。「セーフだね」

八木沢みおはヘラに近づいて言う。「制服がベタベタよ」

笠松ヘラは言う。「傘も差さず家を飛び出したからね・・・・」

山県優菜は「こんな格好じゃ、風邪、引いちゃうから、この格好に着替えてね」と言い、メイド服を渡す。

笠松ヘラは「ありがとうございます」と言い、部室のロッカーの陰で着替えを済ました。

八木沢みおは言う。「似合ってるね・・・ヘラちゃん」

笠松ヘラは言う。「ありがとうー、みお先輩」

八木沢みおは鼻血を出す。「かわいい・・・可愛い・・・」

山県優菜が慌てて言う。「出血多量で死んじゃう」

益鷹香奈子が言う。「でもどうやって、鼻血を止めるの?方法はあるの?」

八木沢みおは、すこし鼻をつまんで鼻血を止めた。

益鷹香奈子は言う。「えぇっ?そんなんで鼻血が止まるの?」

八木沢みおは言う。「家系ですかね?うちの家族はだいたい、この方法で止まりますね」

八木沢みおは着物に着替えて、制服の血のついた部分を洗う。

山県優菜は言う。「結局、今年も着物で参加ですね」


しばらくして、笠松ヘラは言う。「雨天でも、結構、人が来るのですね?」

山県優菜は言う。「結構、来ますよ。晴れの日よりは少ないですが・・・」


展示物は比較的高評価で、破損などの問題も無く、文化祭当日が終わる。


山県優菜は「今回は頑張ってくれた、みんなをたたえて打ち上げをしたいと思います」と言う。

笠松ヘラは「やったー!!!」と喜ぶ。

打ち上げはその日のうちに、笠松ヘラの自宅で行う事になった。

笠松ヘラの母親がみんなの分のジュースを持ってくる。

郡上知美は言う。「このキウイジュース、おいしいね。どこでとれたの?」

笠松ヘラは言う。「近くの家のおじさんが、くれたんだー」

郡上知美は「そうなんだー、日本でもキウイ、採れるんだ」と言った。

山県優菜は「今日は無事に終わってよかったね」と言う。

益鷹香奈子は言う。「鉄道PVの放映に、ThinkPad X61 Tabletが役に立ったね」

黒血川愛海は言う。「そうだね。Tabletはいいね」

益鷹香奈子は言う。「その関心のなさそうなー」

八木沢みおは言う。「まぁまぁ、打ち上げで喧嘩しないの」

黒血川愛海は言う。「そうだね・・・みお先輩の言う通りだね」

しばらく、ワイワイやった後、みんな家族に迎えに来てもらい、家に帰った。




文化祭の振り替え休日の月曜日。

再び、117系を撮りに笠松ヘラは出かける。

今回、関ヶ原方面に出向いた。

普通幕だが、いろんな編成を撮影した。

その中にはS11編成もいた。


そのあと、電車に乗って笠松ヘラは自宅に帰った。


その次の日の部活の時間、笠松ヘラはデジカメ撮った写真を見せる。


八木沢みおは言う。「本当にヘラちゃん、117系好きねぇ」

笠松ヘラは言う。「かっこいいじゃん。117系」

郡上知美は「やっぱり、往年のキハ58や、キハ40系列のエンジン音は聞き惚れるものがありますね。あと、あの無骨な感じがたまらなくかっこいい」と言う。

笠松ヘラも言う。「国鉄型気動車もかっこいいですよね。たまらないですね」

八木沢みおは言う。「115系とか、どうです?」

山県優菜は言う。「あの時代の国鉄型、イイですよねぇ」

黒血川愛海は言う。「旧型国電とかどうです?」

益鷹香奈子は言う。「旧型国電、あれイイですよね。今はほぼ模型でしか再現のが残念ですけど・・・」

山県優菜は言う。「愛海さんはもともと、鉄道好きでしたけど、香奈子さんは違ったハズ・・・いつの間に?」

益鷹香奈子は言う。「ジオラマを作っていたら興味が出てきたんです。」

山県優菜は言う。「そうなのですか。なら、良かった」


しばらくして、近江舞子が鉄研究部の部室に入ってくる。

笠松ヘラが近江舞子に訊く「最近はまっていることは何ですか~?」

近江舞子は恥ずかしそうに言う。「最近ですか?」

笠松ヘラは言う。「最近です」

近江舞子は、さらに恥ずかしそうに答える。「最近…ドブにドブンとはまることに…ハマっています…」

益鷹香奈子は笑い出す。「ドブにドブンで…ハマることにハマるとか…ゲホッ…ゲホッ…」

近江舞子はあわててドア開けて恥ずかしそうに廊下に飛び出して行った。


笠松ヘラは言う。「なんか、わるいこと聞いちゃったかなぁ・・・」

郡上知美は言う。「まぁ、いいんじゃない?本当に言いたく無いことなら、本人、言わないだろうし」




次の日放課後の部活の時間


笠松ヘラが来ない。


黒血川愛海は言う。「あれ?ヘラちゃんどうしたんだろう?」

益鷹香奈子は言う。「ちょっと屋上、見てくるね」

山県優菜は言う。「わかった、気をつけてね」

八木沢みおは「ヘラちゃんが、心配ですわ。死んでないと良いですけど」と言う。

郡上知美は「さらっと、縁起でも無いこと言いましたね」と言い、部室を飛び出した。


屋上で益鷹香奈子は笠松ヘラを探す。

しばらくして、巨大な全館空調の室外機付近で気絶しているヘラを見つける。

益鷹香奈子は部室に連れ帰る。

郡上知美は、安心した様子で、「よかった」と言う。

笠松ヘラは目を覚まして言う。「あれーここはどこ?」

益鷹香奈子は言う。「屋上で倒れていたのですよ」

笠松ヘラは言う。「6時間目の授業の途中で寝た・・・・そこから先が思い出せないのです」

益鷹香奈子は言う。「巨大な全館空調の室外機付近にいたこと覚えていないの?」

笠松ヘラは言う。「ええ、私は、そもそも、あの機械が怖いので自らの意思で近づくことは無いと、思うのですが」

益鷹香奈子は言う。「そうか・・・じゃあ、どうしてそこに、いたんだろう・・・」

山県優菜は言う。「もう、部活の時間が終わっちゃいますよ」

益鷹香奈子と笠松ヘラは慌ててPCをつけて、作業に取りかかる。

しかし、時間が時間だったため、ほぼ何もできなかった。

笠松ヘラが言う。「あぁー何もできなかったぁあ」

山県優菜は冷めた紅茶を飲み干し、不機嫌そうに言う。

「まぁ、仕方ないです。」

郡上知美は山県優菜に言う。「そんな、言い方ないんじゃない?」

そう言われた、山県優菜は何も答えずに、そのまま足早に部室を後にした。


帰り道、笠松ヘラは言う。「なんで、あんな場所にいたんだろう・・・」

黒血川愛海は「気にする事無いよ」と言う。

「でも・・・」と笠松ヘラはそれでも気にしてる。

後ろから郡上知美が来て、言う。「今日の優菜、なんか、おかしかったんだ。授業中もなんか、話を聞いてないというか、なんか違和感があってね・・・」

笠松ヘラは突然、「近寄らないで!!!」で叫び、カッターナイフを自分の首にかざす。

郡上知美は言う。「どうしたのへらちゃん?」

「あなたたちが、近づいたら。私はひと思いに死ぬわ!!!」笠松ヘラそう言い、軽く手首を切る。

通りかかった、益鷹香奈子は言う。「そんなことしたら、手に傷が残っちゃうよ・・・?」

黒血川愛海は言う。「落ち着いてヘラちゃん、とりあえず話をしよう、どうしたの本当に」

ヘラは目の前の血を見て倒れる。

黒血川愛海は魔法で、手首の傷を直す。


しばらくして、笠松ヘラは目を覚ます。

「あれ?ここはどこですか?」

郡上知美は言う。「ヘラちゃんの家だよ」

「家に上げてもらったみたいなので、ヘラさんに挨拶がしたいのですが」

郡上知美は言う。「自分の家だよ・・・あと、ヘラちゃんなんか、いつもと違うよ、どうしたの?」

「ヘラって言うのが私の名前なんですか?」

郡上知美携帯に黒血川愛海から電話が掛かってくる。

黒血川愛海は「金山 茜ちゃん、笠寺アリスの時の記憶を取り戻したよ。あと、ヘラちゃんの言っていた通りだったわ。あの子と親戚だった」と言った。


次の日の朝。

笠松ヘラは校門で郡上知美と会う。

笠松ヘラは「知美先輩、おはようございます」と言う。

郡上知美は驚いて「おっ、おはよう・・・」と変な感じになる。

笠松ヘラはその様子を見て言う。「あれ?昨日なんかあったのですか?昨日の記憶が全く無いのですが・・・」

郡上知美はすべてを話した。


笠松ヘラは「私、そんなことしたんですか・・・。すみません!!!」と言い土下座をする。

郡上知美は言う。「そっ、そんな。土下座することじゃないよ・・・」

そこに、山県優菜が通りがかり、「知美さん、後輩に何、土下座させているんですか?」と言う。

笠松ヘラは言う。「これは違うんです。」

山県優菜は「いじめられたら、いつでも言うんだよ」と言い、足早に歩いて行ってしまった。

笠松ヘラは再び「誤解を招きすみません!!!」と土下座を・・・しようとするが、冷静になる。

郡上知美は言う。「大丈夫だよ。それより、遅行しちゃうよ。だから、早く行こう」

笠松ヘラは笑顔で言う。「はい!!!」


放課後部活の時間。


山県優菜は言う。「知美とヘラ。あれは何があったの?」

笠松ヘラは言う。「あれは昨日の件で私が謝っただけで、別に深い意味はありません」

郡上知美は言う。「いきなり、土下座してきたから、こっちはびっくりしましたけどね・・・」

山県優菜は言う。「なら、いいのだけど・・・」


山県優菜たちは部室に戻り、山県優菜は言う。「そう言えば、文化祭の振り返りをしていなかったので、反省会をしましょう」

八木沢みおは言う。「そうですね」

山県優菜は言う。「えぇ、では、部長の私からは、みんな頑張ってやってくれていて、とても良かったと、思います」

郡上知美は「特に問題も無く。無事終わり良かったと思います」言う。

八木沢みおは「ちょっと、車両が少なかったと思いますが、あとは問題なく進んだと思います」と言った。

益鷹香奈子は、「特に、問題が無かったと思います」と言う。

笠松ヘラも、「特には、問題なく終われて良かった思います」と言った。

黒血川愛海は、「車両が少なかったけど、それ以外は、良かったと思います」と言った。

そして、反省会のあとに普通に部活動をした。

笠松ヘラは言う。「充実した、部活の日でしたね」

郡上知美は言う。「そうでしたね」



ほかの日の昼休み、郡上知美と八木沢みおはたわいも無いことを、話していた。

そこに益鷹香奈子が通りかかり言う。「また、レズトークですか?みお先輩」

郡上知美は言う。「香奈子さん、いつも言い方がきついですよね」

八木沢みおは言う。「私はレズじゃなくて百合なの!!!」

益鷹香奈子は言う。「百合もレズも一緒だわ、あと、みお先輩の場合はもはや、レズでは?」

郡上知美は言う。「はいはい、二人とも言い合わない」

そこに偶然、笠松ヘラが通りかかり、益鷹香奈子にいきなり抱きつく。

笠松ヘラは「それが、本物なら。同性でもいいじゃない」と言う。

益鷹香奈子は照れながら「・・・。あっ、あなた・・・らしくないじゃない???」と言う。

郡上知美は言う。「ヘラちゃん。いいこと言うね」

笠松ヘラは「思ったことをそのまま言っただけですよ?」

益鷹香奈子は言う。「そっ、そろそろ、離れてくれない???恥ずかしくて・・・」

笠松ヘラは「ごっ、ごめんなさい」と言い、益鷹香奈子から離れる。

笠松ヘラが離れた途端、益鷹香奈子は魂が抜けたかのように倒れた。

笠松ヘラは言う。「大丈夫??」

郡上知美は言う。「保健の先生を呼んでくる!!!」

笠松ヘラは言う。「人工呼吸しないとダメかな?」

八木沢みおは言う。「思想がだんだん、(わたくし)のようになって来ましたね・・・ヘラさん」

笠松ヘラは強い口調で聞き直す。「人工呼吸はしなくて良いの???」

八木沢みおは「今は、大丈夫だと思います」と言う。

目の前にあった、保健室から保健の先生が疲れ切った顔で出てきた。

保健の先生先生は言う。「今日は急病人が多くて・・・」

保険の先生が脈をはかっている時だった。

益鷹香奈子が目を覚まし、立ち上がろうとする。

保健の先生は立ち上がろうとする益鷹香奈子を止めて言う。「立ち上がらなくて良いよ。ちょっと保健室で休もうか・・・」

益鷹香奈子は「そうですね・・・」とまだ、ふらふらする様子で言った。

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