15話
愛知郡上空を大きな雲が覆う。
愛知川シフォンはそこに結界を張ったのだった。
稗田茜は途中でそれに気づき、慌てて結界の最寄り駅に向かう。
そして、結界直下部の中心まで来た稗田茜は「やるしかない・・・」と言い、一人で敵の強大な結界内へ入ろうとする。
???「ちょっと、待って。私たちも一緒に戦うわ」稗田茜にとっては懐かしい響きだった。
稗田茜は言う。「神楽の茜と暁美・・・ありがと。でも、あんたたちを巻き込む訳には、いかへんのよ」
神楽 茜と神楽暁美は言う。「私たちも行かせください!!!」
結界に入るなり愛知川シフォンは言う。「あら、はやかったじゃない。待っていたのよ。ウフフッ」
神楽暁美は後方支援に回る。
神楽茜と稗田茜のアカネコンビで愛知川シフォンを落とすことにした。
愛知川シフォンは白衣に銀髪でかいソードを持っている。
愛知川シフォンは稗田茜に向けて遠くからソードを振る。
雷に近いモノが飛んでくる。
稗田茜と神楽茜はそれ避ける。
愛知川シフォンの結界内という、稗田茜たちにとっては大変不利な状況ながら、かなり健闘する。
稗田茜の日本刀が愛知川シフォンのソードに当たる。
ここからは接近戦となる。
稗田茜と愛知川シフォンは剣での戦いとなっていた。
愛知川シフォンは言う。「なかなか、やるじゃない♪」
稗田茜は言う。「剣術や魔術のコントロールにはこれでも自身があるんよ」
愛知川シフォンは言う。「その割には疲れているじゃない♪」
稗田茜は「ここはあんたに有利な結界内や。そりゃえらいに決まっとるわ!!!」と言い、愛知川シフォンを跳ね飛ばす。
愛知川シフォンは「なかなかね・・・でも!!これで怯む私じゃないわ!!!」
愛知川シフォンは稗田茜が今回の攻撃でかなりの体力を使うことを計算の上で、稗田茜に大きいソードで斬りかかる。
稗田茜は不意を突かれ回避ができない。
そこへ神楽茜が割り込んだ。
それで、稗田茜は難を逃れる。
しかし、二人とも体力が限界だ。
神楽暁美は言う。「後方支援がこんな大変だと、思わなかったわ」
神楽茜は小銃から、爆式演述を放つが愛知川シフォンによって無効化される。
稗田茜は「くらえ、爆式斬剣や」と言い、日本刀を振るだけで炎を発生させる技を繰り出した。
神楽茜は言う。「それは・・・神楽の能力・・・」
稗田茜は言う。「そんなこと、気にしとる暇はないで。はよ、あいつを仕留めんと・・・ウチラ全滅してまうで!!」
愛知川シフォンは「あら?仲間割れですか?見ていて楽しいですわ♪さて、鼻につく方から仕留めますわ♪」と言い、瞬間移動で稗田茜の目の前へ行き、あのでかいソードで稗田茜の胸を縦に一刺しした。
あまりに突然のことで、神楽茜も稗田茜のことを守り切れなかった。
愛知川シフォンは言う。「遺言をどうぞ♪」
稗田茜は言う。「二人とも・・・すまんな・・・ワイが死んだって事は勝算は限りなくゼロや・・・戦略的撤退を・・・」
神楽茜は言う。「稗田さん!!!」
神楽暁美も後方支援していた場所から、稗田茜の所に来て言う。「稗田先輩!!!」
稗田茜の体から力が抜けた。
神楽暁美は「先輩!!!!!!!」と泣き叫んだ。
すると、結界の天井にヒビが入り、光が差し込む。
愛知川シフォンは「同じにやつに二度結界を破られる・・・何という屈辱!!!」と言い、歯を食いしばる。
割れた隙間から、キャサリン・ベーカーは結界に入り込む。
キャサリン・ベーカーは言う。「ハゲタカ参上よ」
神楽暁美は言う。「どちら様ですか?」
キャサリン・ベーカーは「稗田茜さんの知り合いでキャサリン・ベーカーと言います」と言い、結界の中に結界を張った。
愛知川シフォンは「オマエ・・・覚えておけ!!!」と言い、結界を破り出ようとする。
しかし、出る事は敵わない。
キャサリン・ベーカーは言う。「結界を張るのだけは昔から、得意でね?あなたみたいに最近、張るようになった新参とは違うのですよ」
すると、結界の上から光が差し込む。
キャサリン・ベーカーは時計を見て言う。「さすが、真面目。時間通り。ぴったりですわ」
愛知川シフォンは言う。「なっ楢原あざみ?!?!??なぜここに!?!?」
キャサリン・ベーカーは言う。「私がお呼びしましたわ」
楢原あざみは言う。「さぁ、お嬢様。お遊びは終わりです。元の世界に帰りますよ」
愛知川シフォンは「あああああああああああああ」と叫びながら、元いた世界へ連れ戻された。
神楽茜は言う。「助けてくれて、ありがとうございます」
キャサリン・ベーカーは「間に合わなくて、本当にごめんなさい。楢原あざみを呼ぶのに少し手間取って・・・・怖かったでしょ・・・」
神楽茜は言う。「あなたが謝る必要は無くて、あなたが来てくれなかったら、私たちは死んでいました。本当ありがとうございました」
神楽暁美は「ほほが切れてる・・・」と言い、ハンカチをキャサリン・ベーカーの頬に当てる。
キャサリン・ベーカーは言う。「ハンカチ、ありがとう。あと、君たちをここから安全に降ろしたあとに、結界は私が処理しておくから」
神楽茜は言う。「ありがとうございます」
二人を安全に降ろしたあと、キャサリン・ベーカーは結界を安全に処理を済ました。
キャサリン・ベーカーは稗田茜の亡骸を見て「自己犠牲は、守ったとは言わないわ茜。自分すら守れないモノが他人を守れるわけが無い」と言い結界の最終処理と同時に稗田茜の遺体を処理した。
笠松ヘラは益鷹香奈子にCADで作った、新しいペーパークラフトを見せた。
益鷹香奈子は言う。「ヘラちゃん相変わらず、CADがうまいこと」
笠松ヘラは言う。「えへへー。ありがとう」
益鷹香奈子は言う。「そういや、ヘラちゃん。ThinkPad X41Tabletを元気にしてる?」
笠松ヘラは「元気にしてるよ」と言った。
益鷹香奈子は言う。「そういえば、今日は花火があるよね?」
笠松ヘラは「あるけど・・・私人混み苦手てで、家でパソコンをしていたいわ」と言う。
益鷹香奈子は「ヘラちゃん浴衣が似合いそうなんだけどなぁ・・・一回見て見たい」と言う。
笠松ヘラは言う。「去年、浴衣を着て行った気がするけど?」
益鷹香奈子は言う。「私、いたっけ?」
笠松ヘラは「うぅーん。忘れた」と言う。
益鷹香奈子は「じゃあ、一緒に行こう?一生のお願い!!」
笠松ヘラは「一生のお願いをここで使って良いの?」と言う。
益鷹香奈子は「ヘラちゃんはとことんまで、やさしいなぁ」と言う。
笠松ヘラ家のピンポンがなる。
笠松ヘラの母、カレンが出る。
笠松ヘラの母カレンは「あら、愛海さん。いらっしゃい。朱莉なら2回の自分の部屋に居るわ」と言う。
黒血川愛海は「おじゃましまーす」と言い、階段を上がりヘラの部屋へ入る。
黒血川愛海は部屋に入るなり「ヘラちゃん今日の花火大会。一緒に行こっ?」
笠松ヘラは「今日は家でパソコンをしていますわ」と言う。
そこにちょうど、ちょっと出掛けていた笠松ヘラの父親が帰宅する。
笠松ヘラは自室を飛び出し、父に飛びつく。
笠松ヘラの父は困惑した様子で言う。「おっお前が飛びつくなんて珍しいな・・・」
笠松ヘラは「昨日、花火を見てきたのにまた、誘われてて・・・」
笠松ヘラの父は言う。「その事実をそのまま伝えれば良いんじゃ無いか?」
笠松ヘラは言う。「お父さん、伝えてよ・・・」
笠松ヘラの父は「自分で伝えなさい。自分のトモダチでしょ?」
笠松ヘラ「うん・・・」と言い、その事実は二人に伝える。
黒血川愛海と益鷹香奈子は自分たちだけで、浴衣を着て行くことにした。
郡上知美と山県優菜は昨年と同じように、一緒に徹夜踊りに出掛けた。
郡上知美と山県優菜は徹夜で踊る。
郡上知美は言う。「ヘラはインドア派だもんなー」
山県優菜は「昨日、私からも誘ってみたのですが・・・ダメでしたもんね・・・」と言った。
笠松ヘラは宿題の最後の部分を仕上げていた。
すると、電源を入れていたX41Tabletから、チャットの通知音が鳴る。
笠松ヘラは指紋リーダをなぞりログオンする。
山県優菜からだった。
優菜「今日、海に行くけど、一緒に行く?」
ヘラ「それより、宿題は順調?」
優菜「それは・・・聞かないで・・・・?」
ヘラ「もしかして白紙?」
優菜「ギクッ・・・」
ヘラ「宿題しないと・・・」
そして、X41Tabletをロックして、音量ミュートにした。
笠松ヘラはそして、再び宿題に戻る。
1時間後、笠松ヘラは宿題を終わらせて言う。「ふぁああああーーー終わった終わった」
そして、X41Tabletにログオンする。
郡上知美からもチャットが来ていた。
知美「優菜からのチャット見た?」
ヘラ「取りあえず見たよ?」
知美「海、行かないの?」
ヘラ「宿題、終わったから今からなら、行けるよ?」
知美「ヘラ、真面目になったね」
ヘラ「昔から、真面目です」
知美「1年の時の・・・」
ヘラ「それは言わなくて良いから!!!」
知美「あっ今、海に着いたから、じゃあね!!!」
笠松ヘラはPCの画面見ながら言う。「いいな・・・」
笠松ヘラは宿題してて行けなかった憂さ晴らしに、デスクトップの方にログオンして、Ibと言う、フリーのホラーゲームを起動した。
笠松ヘラはそれをトゥルーエンドでクリアしたあとに、疲れて寝てしまった。
笠松ヘラは見覚えがあり・・・どこか見覚えのある、町並みの真ん中に立っていた。
笠松ヘラは言う。「ここは夢?」
隣にいる羽根のある謎の女性は言う。「それは、キミ次第だよー」
笠松ヘラは看板を見て言う。「金園町2丁目・・・?それにしてはオカシイわ・・・路面電車が走っている・・・」
すると、笠松ヘラは母親と父親に似てる人を見つける、しかし、雰囲気が少し違う。
今より、かなり若い見た目で、お互いちょっと初々しいモノが感じ取れた。
笠松ヘラは若い時の父親らしき人に声を掛けようとした。
すると隣に居た羽根のある女性に首を絞められる。
それで目が覚めた。
笠松ヘラは「はぁはぁ・・・夢か・・・」と言い、下の階へ降りていく。
笠松ヘラの母がちょうど、ご飯を机に並べて居た。
笠松ヘラの母は「あら、カレーの匂いで起きたの?」と言う。
笠松ヘラは「違う・・・夢で首を絞められたの・・・」
笠松ヘラの母は「能力者だからね・・・不思議な夢は見るモノよ・・・だから、重要なモノ以外は気にしない事よ」と言いご飯を並べ終える。
笠松ヘラと笠松ヘラの母、カレンは「いただきます」を言い、食事をとる。
しばらくして、笠松ヘラの父親が帰ってくる。
笠松ヘラの母、カレンは言う。「あら、あなた。お帰りなさい」
笠松ヘラも言う。「お帰りなさい」
笠松ヘラは父親はネクタイを外し、上着を脱ぎ、食卓に着く。
笠松ヘラの父親は「いただきます」と言った。
笠松ヘラは言う。「おかわり」
笠松ヘラの母は「はいはい」と言い、おかわりをヘラの皿に入れた。
ヘラの父親は言う。「そう言えば、今日はカレンにはじめって会った日だったよなぁ」
ヘラ母カレンは言う。「あら、まだ覚えていたの?」
笠松ヘラは言う。「それって、まだ岐阜に路面電車が走っていた頃?」
ヘラの父親は言う。「何故、それを・・・?」
ヘラの母カレンは「私が路面電車の電停を聞いたら、親切に現地まで一緒に歩いて、案内してくれたのよ?あのとき、私はこのような人と結婚したいと思ったのよね?」
ヘラ父親は真っ赤になって照れていた。
笠松ヘラは言う。「父さん・・・?顔、赤いよ?」
笠松ヘラは父親は言う。「赤く、なっとらん!!!」
笠松ヘラの父親は言う。「そう言えば、なんで岐阜に路面電車があった頃なんて表現をしたの?」
笠松ヘラは言う。「夢を・・・見たの・・・金園町2丁目で歩いている二人の夢を・・・」
笠松ヘラの母は言う。「能力者の夢で過去に戻るのは危険な兆候よ?なんで言わなかったの?」
笠松ヘラは言う。「知らなかったもん」
笠松ヘラの母は言う「ドッペルゲンガーが出るかも知れないわ。あなた」
笠松ヘラの父親は「まさか、ここまでキミに予感が当たるとは・・・」と言い、その場に崩れた。




