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12話ー覚醒

笠松ヘラは少し家を出るのが遅れたため、自転車で時速30㎞程度で爆走していた。

自転車で何かを踏んづけてしまった。

普段なら、転ぶことは少ない。

しかし、ターンと音と衝撃を感じて笠松ヘラは転ぶ。

笠松ヘラは「いたた・・・」と言い、起き上がる。

ヘルメットのおかげで助かった。

自転車はパンクしてしまった。

それより、笠松ヘラを恐怖に陥れたモノがあった。

それは小銃だ。

おそらくそれに乗り上げて、振動で小銃が発砲。

その衝撃で転んだのだろう。

笠松ヘラはその場から動けなくなった。


その頃、学校にいる、益鷹香奈子は言う。

「そういや、ヘラちゃん、来ないなぁ」

近くを通りかかった、八木沢みおは言う。

「嫌な予感がするのです。一緒に通学路をたどってもらえませんか?」

益鷹香奈子は言う。「あんたのお願いは聞きたくないが、私も嫌な予感がするのは同じ。だから、聞いてやらなくも無いわ」

ホームルームの直前に二人は校門を飛び出した。

益鷹香奈子と八木沢みおは笠松ヘラの通学ルートを逆に走る。

学校からほど近いところに、笠松ヘラと笠松ヘラの自転車。

そして、見知らぬ男性が小銃を持って立っていた。

益鷹香奈子はおびえる笠松ヘラを前に立ち言う。「ヘラちゃんは渡さない!!」

小銃を持った男性は「そっちがやる気なら、容赦はしない。その前に名乗っておきましょう。僕は狐山敬太。キミたちは?」と言う。

益鷹香奈子は言う。「名乗る必要は無い」

しばらく、にらみ合いが続いたあと、遠くから声が聞こえる「敬太!!!ここに居たのか」と。

狐山敬太は「にい・・・さん・・・・?」と言い、小銃の引き金を戻した。

笠松ヘラは言う。「町営バスの運転士さん?」

さっき、遠くから叫んだ男性は言う。「そうです。あっ!?あの時のべっぴんさん!?ちょっと前15時台の米○○瀬行きに乗った」

笠松ヘラは「そうです。」

狐山敬太は言う。「千弘兄さん、すまない。この前まで異世界に居たんだ。それでそっちの世界を滅ぼして戻ってきたのだよ。」

「こっちの世界に唯一持ってこられたのが、これ・・・」と小銃とその説明書を見せた。

笠松ヘラはその文字を見て言う。「黒血川愛海がこの前メモするのに、この文字を使っていた」

益鷹香奈子は「え?こんな文字見たこと無い」と言った。

八木沢みおは「最近、愛海はこの文字を使っていたよね?」笠松ヘラに確認する。

笠松ヘラは「先輩も見たのですか?」と言う。

八木沢みおは言う。「えぇ。」と。

笠松ヘラは狐山敬太に言う。「その説明書、貸してくれない?」

狐山敬太は言う。「いいけど、大事に扱えよ。あと、早めに返してよね?」

笠松ヘラは「ありがとう。分かった。」と言った。

昼休み、部室で笠松ヘラは黒血川愛海にその説明書を見せる。

黒血川愛海は言う。「前、死ぬまで居た世界で使っていた文字だわ」

笠松ヘラは言う。「え?」

八木沢みおも言う。「え?」

八木沢みおは言う。「え?前世の記憶があるのですか?」

黒血川愛海は言う。「えぇ。この世界の文字より、書きやすく情報量も多い。だから、扱いやすいのよ」

黒血川愛海は言う。「放課後、その人に説明書を返しに行くわ」



放課後、黒血川愛海は狐山敬太に説明書を返しに行く。

何故か、笠松ヘラをつれて・・・。

黒血川愛海は迷い無く、狐山敬太の家に着いた。

黒血川愛海は笠松ヘラに言う。「手を繋いでてね」

笠松ヘラは「なんで?」と言った。

黒血川愛海は「いいから!」と言い、笠松ヘラの手を握った。

ピンポンを押すと、狐山敬太が出てきた。

狐山敬太は「帰ったばっかで疲れているんだけど?」とけだるそうに言った。

黒血川愛海は「私の前世が居た世界を滅ぼすとは・・・いい度胸ねぇ・・・」と言い、手から光を放つ。

笠松ヘラは目をつむった。

笠松ヘラは目を開ける。

しかし、狐山敬太は死んでいない。

笠松ヘラは黒血川愛海に言う。「何したの?」

黒血川愛海は「内緒」と一言だけ。

笠松ヘラたちは取りあえず、学校に戻り自転車を取りに行った。

そして、笠松ヘラは帰宅した。

黒血川愛海は部室に行ってから帰った。



次の朝の笠松ヘラの隣の席に知らない、茶髪の女性が座る。

その髪は紅茶のような色をしていてとても綺麗だった。

笠松ヘラは緊張して、話しかけられなかった。

そして、ホームルームの時間、先生はヘラの隣の子を呼ぶ。

「柚原さん」と。

ヘラの隣の席に座っていた女の子は自己紹介をする。「柚原・美伽・シフォンです。よろしくお願い」と言った。


隣の柚原さんは、とても頭が良かった。

笠松ヘラは柚原さんに言う。「勉強とくいなの?」

柚原シフォンは言う。「得意って意識はないの」


昼休み、笠松ヘラは越 由紀乃に呼ばれる。

越 由紀乃は言う。

「別れよう。」

笠松ヘラは言う。「え?なんで?」

越 由紀乃は言う。「ヘラちゃん、私と居ても最近楽しく無さそうだもん」

笠松ヘラは「そんなこと無いよ・・・」と言ったが・・・少し、思い当たる節があり、それ以上何も言えなかった。

越 由紀乃は言う。「ヘラさん、それでいいね?」

笠松ヘラは言う。「まぁ・・・いいよ・・・」と言った。

笠松ヘラは泣いた。

そこに柚原シフォンが通りかかって言う。「ヘラさん。どうしたの?彼氏にでもフラれたの?」

笠松ヘラは言う。「彼女にフラれたの」

柚原シフォンは言う。「大切な人を失うのって、悲しいよね。私もよく世話をしてくれていた、お姉さんを亡くして・・・だから、私はその子の体をかり・・・」

柚原シフォンはあわてて「今のは聞かなかったことにして?」と言う。

笠松ヘラは「うん・・・」と言った。

笠松ヘラは言う。「柚原さんって髪の毛の色、綺麗だよね・・・紅茶みたいで」

柚原シフォンは言う。「ありがとう。ヘラさん。この髪色・・・よくバカにされてね・・・」

笠松ヘラは言う。「日本人って、面倒くさいよね?」

柚原シフォンは言う。「はい・・・志保さんを除いては・・・」

笠松ヘラは言う。「あれ?志保って?」

柚原シフォンは言う。「ヘラさん、気にしなくていいの」

笠松ヘラは「私はヘラちゃんでいいよ。堅苦しいのは苦手で・・・」と言った。

柚原シフォンは顔を赤らめながら「へ・・・ラ・・・ちゃん・・・でいいの」と言った。

笠松ヘラは「そうです。ヘラちゃんです」と言った。

柚原シフォンの制服の中から熟れたミカンが落ちる。

柚原シフォンは言う。「これ、食べて」

笠松ヘラは言う。「いいの?」

シフォンは言う。「うん」

笠松ヘラは食べ終わり言う。「そう言えば、シフォンって好きな人、居るの?」

シフォンは言う。「志保って女の子が・・・」

笠松ヘラは言う。「やっぱり、志保が好きなんだね」

シフォンは言う。「うん!」

笠松ヘラは「今日はありがとうー!」と言い、その場を立ち去った。


次の日の朝。

益鷹香奈子は兄から衝撃的な話を聞く。

兄の益鷹清輝は言う。「そう言えば、香奈子は昔、人形のミイラの肉を食べたよね?」

香奈子は言う。「あれ?そんなことあったけ?」

兄は清輝は言う。「棚にへそのを一緒に置いてあった、人形のミイラの肉を食べて父さんに怒られたよね?」

香奈子は「そんな事も、あったねぇ」と言う。

兄は清輝は「不老不死かもね?」と言った。

香奈子は「は?そんなわけないじゃん?」と言い、家を飛び出した。


朝、黒血川愛海と笠松ヘラに校門前で出会う。

益鷹香奈子は言う。「おはようー」

笠松ヘラは「おはよー」と。

黒血川愛海は「おはようございます」と言った。

益鷹香奈子は言う。「放課後、ヘラちゃんと愛海。付き合ってくれる?」

笠松ヘラは「何をするの?」と興味津々の様子だった。

黒血川愛海は「あんまり、めんどくさいのは嫌だぞ」と言う。

授業中。

笠松ヘラは柚原シフォンに夢中だった。

彦根先生は言う。「笠松さん。集中して下さい」

しかし、笠松ヘラは柚原シフォンを見たままだった。

彦根先生は筆記部を出した万年筆を笠松ヘラに投げる。

柚原シフォンは鬼の形相で、万年筆の刺さったミカンを先生に投げる。

彦根先生は「あなたは、サボりの見方をするのですね?よしならば戦いましょう?」と言い、ステンレス製の定規を投げる。

柚原シフォンは「私の友達を傷つけるのは許さない」と言い、ステンレス製の定規と青いミカンを衝突させて、先生に青いミカンを三つぶつけた。

その動線はあまりにも的確だった。



放課後

益鷹香奈子は笠松ヘラと黒血川愛海を校庭に呼び出す。

益鷹香奈子は「私、昔に人形のミイラの肉を食べたらしいの。だから、不死かどうか試して欲しいの!!!」と言う。

笠松ヘラは言う。「え?」

黒血川愛海は3秒ほど、黙って言う。「分かった」

黒血川愛海は言う。「ヘラちゃんなら、この日本刀。使えるから・・・コレで切ってみて香奈子を」

笠松ヘラは「香奈子が死んじゃったらどうするの?本当に死なないの?」と言う。

黒血川愛海は言う。「死なない未来が見えてるからきっと大丈夫。私が使うと、香奈子ちゃん灰になって再生が出来ないから・・・」

笠松ヘラは日本刀を受け取って言う。「ごめんなさい。香奈子さん。」と言い。

鞘から抜いて、香奈子の胴体を思いっ切り、斬った。

地震の様な揺れと、閃光が走った。

香奈子は真っ二つになっていたが、すぐに元に戻った。

問題は校舎。

ヘラの潜在的な魔力の一部が覚醒したらしく、校舎の硝子やコンクリートに亀裂が入っていた。

黒血川愛海は言う。「ありゃありゃ。」

笠松ヘラは赤い方の目がより赤く光っていた。

黒血川愛海はヘラの頭をそっとなでる。

笠松ヘラは眠った。

黒血川愛海は校舎の硝子やコンクリートを修復した。


次の日、笠松ヘラは昨日の事は覚えていていなさそうだった。

益鷹香奈子は言う。「そのフリル。夏は白色なんだね?」

笠松ヘラは「冬は黒ですけど」と言った。

黒血川愛海は疲れた様子で「昨日は大変だった・・・」と言う。

笠松ヘラは「何か、あったのですか?」と。

黒血川愛海は「昨日ね。まぁ、いろいろあったのよ」と誤魔化した。

再びヘラが魔力に目覚めないように・・・。


7月から西神頭先生が赴任した。

笠松ヘラのクラスの副担任を務めることになった。

終業式の日に発表があり、自己紹介をした「西神頭誠仁です。これから2-2の副担任を務めます」と。

笠松ヘラは少し震えていた。

あのときの男性に似過ぎていた居たのだ。

終業式が終りの散らかったていた、古町鉄道研究部の部室を部活のメンバーみんなで片付けていた時だった。

部室のドアをノックする音が聞こえる。

郡上知美は「この忙しい時に誰かしら」と言った。

郡上知美はドアを開ける。

そこには、稗田茜が立っていた。

郡上知美は言う。「茜さん。久しぶりー」

稗田茜は言う。「久しぶりー知美元気にしとった?」

郡上知美は言う。「元気だったよ?茜の方は?」

稗田茜は「バリバリ元気、やったでー?」

郡上知美は言う。「私の友達の稗田茜さん。見ての通り高校生。今、高校生2年生だよね?」

稗田茜「せやでー」と言う。

稗田茜は言う。「そういや、誠仁は?」

郡上知美は「誠仁?3年にそんなひといたっけ?」

稗田茜は言う。「西神頭先生や、ワイの知り合いの」

郡上知美は言う。「今日から、この部活の副顧問になるらしいけど・・・?」

笠松ヘラはしまうために持っていたペーパークラフトを落として、その場に倒れ込む。

近くに居た、山県優菜は「大丈夫」と言い、笠松ヘラの背中をさする。

稗田茜は言う。「まぁ、誠仁は明石恭平に似てるもんな?」

黒血川愛海は言う。「明石恭平?あなたはキャサリン・ベーカーの消息について何か知っているのですか?」

稗田茜は「感のいいガキは嫌いだ」と言い、黒血川愛海へ魔力で先制攻撃を仕掛ける、黒血川愛海は腰に刺した日本刀を抜きその魔力を跳ね返し消す。

黒血川愛海は言う。「ヘラちゃん。キャサリン・ベーカーの消息知っていそうな人が居るの、力を貸して」

笠松ヘラは黒血川愛海と手を繋ぐ。

そして、黒血川愛海は圧倒的力を手に入れるが、稗田茜は神楽家と稗田家との混血。

一筋縄行くわけも無く、最初は黒血川愛海が優勢だったが、次第に劣勢となる。

黒血川愛海のへ直接攻撃が加わりそうになったときに、笠松ヘラが黒血川愛海の日本刀でその攻撃を跳ね返す。

笠松ヘラは「次の相手は私です」と言うと、急に空が曇りだし、夕立でも来るのかという空模様になった。

一発、雷が校庭に落ちたの戦いは始まる。

稗田茜は「(これは油断できない、下手すると自分の攻撃で自分の魔力を封印しかねない…)」

笠松ヘラは「覚悟!!!」と言い、稗田茜へ斬り掛かろうとする。

稗田茜は「空間転送!!」と言い自らを安全な場所へ移動する。

笠松ヘラは言う。「逃げられてしまいましたね?」

黒血川愛海は笠松ヘラを見る。

笠松ヘラは1000/1000覚醒してしまっていた。

稗田茜はメールで連絡する「核弾頭レベル。覚醒確認」と。

12話以降、関西弁のキャラが出てきたので、とある方に本場の関西弁の監修を頼みました。

ありがとうございます。

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