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その世界の成り立ち

はるか宇宙の彼方に…もう一つの太陽系がある…。

カナンとよばれる恒星のまわりには…

炎の星テジャスをはじめ…金の星アッタル。海の星エル。風の星エトランゼ。土色の星プリティア。氷の星アパス。

そしてヨミの星ラグナロクと7つの惑星が存在した…。

その中の1つである海の星アクアマリン…

私達の世界の月と同等の大きさである…この命の星から、すべての物語が始まる…

三十億年前…

隕石の衝突しょうとつで生まれたこの星は、二十億年前…

大量の雨で海を誕生させた…

生命のいとなみは、ゆっくりと流れ…十億年前に海の中で生まれた植物は…やがて地上にも生まれるようになり

三億年前…霊虫と呼ばれる始まりの虫が、この地に姿を見せる。

そのあと霊虫は、長い時間をかけて進化し…

二億年前…エンシェント=インセプターと呼ばれる虫達が生まれ…現在の生態系の元となった…。

そして・・・

それから進化した魚類や両生類が生まれる中…

そこから海蛇の一種として、始祖竜と呼ばれる手足の無い竜へと進化する者も現れ…

そこから生まれた地竜、海竜、翼竜が三界を支配し…竜達の時代が始まった

それが竜の文明の始まりである…

そして一億年前…進化を続けて、脳を発達させた事で死を理解した竜達は、

それから…生の先に死がある事を知り…

死からのがれようと集団で知恵を出しあうようになる…

そして竜達はやがて…ある1匹の子供の竜に、それらで得た知恵をそそぎこみ…その竜が大人になり成竜となると、自分達の長へとまつりあげた…

―竜王の誕生である―

それから竜王は、2代〜3代〜と長い時間をかけて進化していく中で…

死は逃れる事はできないが意思は永遠に残せるかもしれないと考えるようになる…。

そして…その知恵がやがて魔法を生み出し…竜王は、その頃にはもうかしこくなっていた竜達にそのすべを伝えた…

そしてそれが魔法文明の始まりでもあった…

意思が世界に強く影響するこの世界で魔法の存在を知った竜達の文明は、栄華えいがを極めるが…

6500万年前に起こったメテオと呼ばれる隕石群の襲来が原因で、突然終わりを迎えた…。

しかし魔法のちからでメテオを予知していた当時の竜王は、

絶滅を避ける為に自分の子供を地中深くに封印し…長い眠りにつかせた…

そしてそれから千年後…

眠りについた子供の竜は、竜王の魔法のおかげで生き残り…

長い眠りから覚めると…しばらくは仲間の姿をさがしていたが…

見つかるのは小さな動物の姿ばかりだった…。

そして…賢かった最後の竜は、そこで他の竜達がもう存在しない事を知り…

せめて自分達が積み重ねてきた知恵の証を残そうと…土や石、あるいは、石板などに多くの文字を刻んだという…

そしてその竜は、猿の祖先である…ほ乳類の動物に可能性を感じて…

魔法で自分達が積み重ねてきた竜の知恵を…その動物に継承けいしょうさせた。

たとえ今は理解できなくても…いつかこの記憶を呼び覚ます者が現れるだろうと…遺伝子の中に情報を残したのである…。

そして…そのほ乳類の子孫である猿人達の中に覚醒者と呼ばれる者達が現れ…

250万年前頃から…類人猿の中に炎をあやつすべをもつ者が増え始めた…。

それから魔法の片鱗へんりんを見せはじめた人類は…それから風や水…あるいは、大地の力をも操る術を発見すると…

そこからさらに200万年もの長い時間をかけて…それを魔法の源流へと進化させた…

―第二期魔法文明の始まりである―

それから…エンシェントマジックと呼ばれる古代魔法を生み出した人類は、

その頃から…最後の竜が土や石などに書いて残した文字や記号の事を知り…

最初はそれを読み解けなかったが…子供あるいは、その孫へと進化をするたびに脳が発達していく事で…それを読み解いていく…

そして15万年前に現れた旧人達は死の存在を知った…

それから死を知った事で…終わりがあるという事実を恐れた旧人達は、集会などを開き…

そこからのがれるためには、どうしたらいいのかと知恵を出し合い…

死をえた存在を想像する事で、死への恐怖から解放された…

――神の誕生である――

そして五万年前…

限りなく現代人に近い姿となった旧人達は、カドモンと呼ばれる男を…神に選ばれた者として自分達のリーダーとした

世界最初の王の誕生である。

そして、その頃から人々は、死を逃れるためのちからを魔法に求め始め…神に近づこうと様々《さまざま》な魔術を生み出したのである…

それが第三期…近代魔法文明の幕開まくあけである

。それから・・・

魔法によるさらなる発展を求めた人類は…自然をも変えてしまうほどの強大な力を手にするのだが…

そのために人々は、傲慢ごうまんになり…

そのゆがんだ心が魔法をも狂わせるようになる…。

そして…それらの暴走した魔法のせいで、人々の中に人ではない者へ姿を変える者が現れた…

かつての人々は、その怪物達をケムダーと呼んだ

そして欲望にのみこまれてケムダーとなった人達は、怪物の姿にならずに…ずっと人のままでいる善人達をねたんでは、次々と殺していき…

そしてそれが原因となり…とうとう人々とケムダー達の戦争が始まった。

そして・・・

その戦争によって、もたらされる混乱や絶望は…人々にさらなる怒りや悲しみをもたらした…

終わることなくぶつかり合う魔法は、天地を狂わせるほどにすさまじく…

そのせいで世界中に地震や津波が多発するようになり…

そして、それらの事が原因で起こった惨事さんじは…当時の魔法にかかわりをもつ者達をすべて絶滅させたといわれている…

それはのちの人々にメギドラの災厄と呼ばれた。

そして・・・

14000年前に起こったといわれるその大災害で…人類は滅亡したかに思われた…

しかし当時…辺境の地で魔法を知らずに育った人々が生き残り…

現在に生きている人達の祖先となったのである

・・・・・・


今まで見ていた読者の方、今まで執筆できなくて・・ごめんなさい…。新作は、6月までに何とか間に合わせたいと思います。

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