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一部・十二章、あやまち(泣)

続き続き~




「鬱陶しいから大人しくしてね?」

えみ様の鉄拳制裁で、俺は意識を奪われた。





+ - + - + - + - + - + - + - + - 





俺が気を失った後の、二人の会話。






「われもの!」

「……あれ?」

「えみ、あんた…!」

「わああぁ、どうしよう!気絶してる!?」



「???」



「みな~、どうしよう!?」

「…………。」

「われものさん、大丈夫ですか?われものさん!」

「え~っと…」

「ちょっとからかってみようかな~とか思って、お化けみたいな事してみただけなの!」

「…………。」

「わ~~ん!やるんじゃなかったよぅ!」

「……えみ、あんた正気なの?」

「正気だよぅ!みなが駅で私を見てたのわかってたから、ちょっとからかってみたくなったの!」


「…警官隊を全滅させたって」

「そんなことしないよぉ!たしかに銃を持って囲まれたから、怖くなってあばれて、逃げて来ちゃったけど、絶対に殺してないもん!」


「……背中の傘は?」

「糸でくっついてるだけだよぉ!」

ベリッ

「あ、とれた。」

「われものさん!みな、大丈夫かな?どうしたらいいの?」


「待って、人を襲ったりは?」

「怪我して動けない人を糸で安静にして運んでたんだよ~!私手がこんなトゲだらけだから!」


「えみの人格を~って言うのは?」

「そ、それは~、い、言って見たかっただけで……悪役みたいでかっこいいかなって。」


「……(長い溜息)。」

「みな~、ごめんなさい~!」

「うん、わかったから。」


「とりあえずこのアホをなんとかしないと。」

「あ!そうだった!!」

「バックパックになにか……」

「みな、私学校で怪我をした人達の治療をしてるの、薬を取ってくるね~!」

「待って、だったらこのアホ連れていったほうが……」

「そうだ、みなも来て~!他のお化けから皆を守るのに、人手が足りないの!」

「わ、ちょっと待って、糸はやめて!われものも!」

「行くよ~!」

「ねえ、われものも連れていかないと!」

「しっかり捕まっててね!」

「あぁ~……」



















「はっ!」

グッドモーニング、世界。









以上。



+ - + - + - + - + - + - + 




「て、訳で…」

みな姐とえみ様からの話を聞き終わった。

「後でちゃんと探しに行こうと思ったんだよ?」

珍しく、みな姐が人差し指をツンツンとやって、上目遣いにこちらの顔を見ている。


後、話を聞いてる間ずっとえみ様が俺の横にいる。

なにやら唇を触って少しにやけて、ハッと我に帰り顔を振って話しに集中しようとするも再びにやけてる。


どうしたんだ。

俺はわさびのせいで口がやられてるわけだが。




+ - + - + - + - + - + - + 




こちらの体育館ではなく、武道場の方に怪我人が集められているらしい。


結構人が増えてきたから体育館も解放しようかな、でも布団や治療の道具が足りないなと考えていたときにエンジン音がして、何事かと扉を開けたら、


「俺が突撃してきたと。」

「はい~」

「そう。」

「……(長い溜息)」


「「ほったらかしてすみませんでした。」」






+ - + - + - + - + - + - +







続く続く~

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