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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約8年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

-γεεννα-ゲエンナの福音【キリエ編】 

作者:射手治記
ーこれは、神と人と炎の物語。

古の時代、世界に神の御遣い「天使」が降り立った。

その世界には数多の生命が在った。
空を翔ける優雅なる鳥、大地を駆ける雄々しき獣、樹々草花に息衝く麗しき精霊。

天使は、その中で、若く、弱々しく、だが知性溢れる生き物の手を取った。
その生き物は、「人」と云った。

人は、天に憧れ、偉大なる神の教えに畏敬を示した。
人は、言葉を知り、文字を伝え、父たる神のために「歴史」を紡いだ。

そんな彼らの肉体は、どんな生き物よりも脆く儚かった。
ふと意識すれば倒れているのだ。
大地の病に倒れ、獣の爪牙に貫かれ、骸すら鳥に突かれ、気づけば朽ち果てていた。

天使は、弱々しく命を散らす子を憐れみ、彼らに「剣」を与えた。

精霊は、人に「剣」を与えた天使を憎んだ。
人は「剣」を持つべきではないことに気づいていたから。人はか弱い存在ではないことを知っていたから。

精霊は危惧していたのだ。人が「剣」を持てば「変わる(化ける)」ことを。
精霊は純粋に愛していたのだ。心優しき人という生命を。

精霊は、人のために天使に戦を挑み、人の剣の前に敗れ去った。

やがて、人は剣に酔いしれ、その酔いは神への祈りすら忘れさせた。
そして、人の剣は人に向けられた。祈りを守る者と祈りを忘れた者は、互いの剣を交差させた。

そうして世界には戦が溢れていった。


何処かで、誰かがふと訊ねた。

「人」が正しく在るべき道は何れにあらんや。

曰く、
「神の戒律か。人の欲望か。精霊の徳義か」

ーこれは、人でありながら人の道を外れた者が「幸福(エウダイモニア)」を求める物語である。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ー神聖暦1326年ー
ノムトリエル月の25日。聖なる夜。

ディケロニア烙皇国属州テサロ聖鍵公国は、預言の子の誕生を待ちわびていた。
国主である聖鍵公は、次なる御子は神の祝福を受けた子である、と神託を受けたからだ。

神託の子は、産声をあげた。

しかし、その子が数奇な運命とあまりに重い使命を携えていたことなど、誰も知る由もなかった。
ただ一人の少女を除いて・・・。
序章
2017/02/05 01:53
第1章 〜生誕〜 第1話
2017/02/05 11:25
第1章 〜生誕〜 第2話
2017/02/05 11:31
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