表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/32

大きな背中の人って魅力的。



玄関出て戎の家寄って自転車とってから、後ろに乗り込む。

戎が前に座って、2人乗りで駅に向かう。



目の前には大好きな人の大きな背中。これはもう抱きつくしか無いでしょ。

腰に腕を回してギュッてしてから、背中に顔をこすり付ける。


「葵、苦しいから」


戎の匂い。匂いフェチだって改めて実感する。てか、戎の匂い限定のフェチってやつ?

でも、そんな中にも微かに香る香水の匂い。紗代の匂い。

なんか悲しくなって、腕に力込めたら、戎がギブギブっていいながら腕をペチペチ叩いてきた。


「あ、ごめん」

「いいよ」


俺ってこんな見た目だけど意外と力強いんだよね。変態来ても追っ払えるように鍛えてるし。


小さい頃におっさんに誘拐されかけてから、空手習って黒帯取った。

そのお陰で中学のときに変態退治できたし。

空手はもうやめたけど、今も時々腹筋と腕立てしてる。


腕の力緩めて、顔横にして片耳を戎の背中にくっ付ける。

小さく聞こえる戎の心臓の音に安心する。流石に自転車で寝たりしないけど、眠くなる。

そう思ってたら、駅について駐輪場に置いてから、ホームで電車待つ。






.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ