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だいななわ「空~、大丈夫~?」

すみませんでした!超久しぶりの投稿です。


「空~、大丈夫~?」


 美海が暢気な声で聞いてくる。


「大丈夫じゃねぇよ……。眠くてかなりヤバいな」


「そうなんだ~。でも、授業中寝ちゃダメだよ?」


「分ってるが無理そうだ」


 現在いる場所・通学路。ミリアに魔法をかけてもらい少しは楽になったが眠気が消えるはずもなく、結局眠いまま学校に行くことになった。


 あの後、すぐに来た美海にばれないようにミリアを匿いつつ飯を食わせ、鞄に潜んでもらい学校へと向かうことになった。


 まあ、そこらへんは問題ない。というか、今日一日、寝ないで授業を受けれるだろうか……。







 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆







―時は遡り、美海が空の家に来た頃。


 朝になって、空の家に行ってみると空がとっても眠たそうにしていた。


「空?どうしたの?」


 私はいつも通りの時間に行ったんだけど、こんなに空が眠たそうにしているのは初めて見た。


 いつもは私が来る頃にはご飯の支度も全部終わっていて、なおかつすぐさま出かけられる準備も整えている。


 空は私にとって日常をくれる大切な存在で私が何よりも守りたい大切な人だ。気にならないわけがないよ。


 でも空は絶対に私に不調の原因を教えたりはしない。風邪とかそう言うのだったらすぐに教えてくれるけど、教えたくないなら何が何でも隠し通そうとする。


 まあ、わかってても聞くんだけどね。


「んぁ?眠いだけだよ……。問題はねぇ……ふわぁ……」


 眠そうだ。とっても眠そうだ。でも、隠したのはわかる。まあ、追及する気もないけど。だって、空は必要だと思ったら言ってくれるもん。


「そう?」


「ああ。それよりも飯だろ?出来てるから持ってくる」


「う、うん」


 本当にどうしたんだろ?







 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆







 とりあえず、美海には隠し通すことができた。気づいてる可能性は大だが、まあ大丈夫だろ。


 どちらにせよ、あんなこと美海に言えるわけがない。魔法少女になりましたなんて言えるかよ……。


 今後も隠すしかないな。できれば、さっさと解放されたいが、時間がかかりそうな話だって言ってたし簡単には無理なんだろうな。


 まあ、そんなこと考えていても仕方ない。今考えるべきは学校の授業だ。寝ないで受けきれるといいんだがな……。

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