だいろくわ「やべぇ……眠い……」
睡眠時間3時間。つまり寝不足。
「やべぇ……眠い……」
そう、ものすごく眠い。普段はちゃんと眠ってるんだが、昨日はよく分からんが魔法少女として働かされた。
昨日のことは薄らぼんやりとしか思い出せないがとりあえず、プルーフとかいう化け物を退治して家に帰って元に戻るための方法を探して寝れたのは4時。
HRが8時半からだから最低でも8時には出ないと間に合わない。だけど……
「くそう……。起きれる気がしねぇ」
「大丈夫ですか?」
「半分はてめえらの機関のせいだろ~……。あ~、くそ」
一応、起きて準備しているのだが全然体が起きてない。
「リフレッシュできる魔法がありますが使ってあげますですか?」
「魔法使えるのかよ!?」
「簡単なものだけですよ~。僕達はあんまり使えないからこそこんな感じに魔法少女を作ってるんですよ?」
「そうだな……」
「じゃあ、使うですよ?」
「ああ」
そう言うと、ミリアの指先が光る。
「彼の者を癒して下さいですよ~」
ミリアがそう言葉を紡ぐと体が少し軽くなる。
「少し楽になった」
「そうですか~。よかったですよ」
「まあな。だけど、原因はお前なんだからな?」
「そうだったですよ!?」
「まあ、いいか。サンキュ」
そう言われ、照れるミリア。
「そろそろ、学校に行くがお前はどうする?」
「付いていくですよ」
「ばれないのか?」
「魔法少女の素質を持っている人か魔法少女じゃないと見えないですよ。そういう風になってるんですよ~」
「便利だな」
俺はすぐさま服装を整える。
「そういや、そろそろ美海が来るころだな」
「?」
「幼馴染だ。隣の家の娘で監視役として基本的に家に来てる。飯も家で食べるな」
「そうなんですか~。じゃあ、僕のご飯は」
「別途用意したるわ」
「ありがとなのです~」
俺は着替えも準備も終えたので台所に向かう。美海が来る前にミリアの飯を作ってやらんと。
ミリアの飯を作り終え、部屋に運ぶ。
「ほれ」
「ありがとなのです」
「味わって食えよ?」
「わかってるのです」
台所に戻り、俺と美海の飯を作る。
まあ、朝は簡単にだ。
とりあえず、学校には遅れずに済みそうだ。
後、元の体の方がいいな……。