表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/25

だいじゅうななわ「死になさい糞犬が!」

 我は個の生を受けてこのかた、恐怖というものを感じたことはない。


 だが、今我は目の前の少女に恐怖を感じていた。




 我は確保した『食糧』をつれて誰もいない廃工場へと身を潜ませた。


 そこで、『食糧』の方から身を差し出すと同時に喰べ始めた。


 だが、その数十分後に我の予想だにしえなかったことが起きた。


 我のことを探りだせるような『彼女』は一度として見た事がない。


 故に我は今恐怖を感じていた。







 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆







『貴様、なぜ』


「なんでここが分ったって?」


 糞犬の言葉を遮り、私は怒りをあらわにこたえる。


「存在を消せるっていうのは確かにすごい技術ではあるけど、逆にうまければうまいほどその分違和感を残すんだよ。存在がないならその存在感が全く見えない場所を探ればいいってこと」


『そ、そんなことで』


「そんなことで分かるはずがない?分るんだよ。現にこうして私はお前の前にいる」


『ぐ!』


 糞犬の後ろにはちゃんと『ソラちゃん』の姿も確認できた。だけど、不満そうな顔をしているのも見えてしまう。


 精神汚染をされているのは明白。だけど、この糞犬を倒さないことには空を助けることは出来ない。


「さあて、じゃあ始めましょうか」


 糞犬は自棄になったのか私へと突っ込んでくる。


 でも、今の私には精神汚染は効かない(・・・・)


 避けはしたが頬に一筋の血が流れる。


「ふふ、何をしたのかしら」


『な!?』


 私に精神汚染が効かないことに驚く糞犬。


「処刑の始まりよ。死になさい糞犬が!」

短い……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ