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第2年生編 第16話:冷え切った食卓と、技術者の誓い

土曜日の夕方、フェースの家。食堂は時計の針の音だけが聞こえるほど、重苦しい静寂に包まれていた。テーブルを挟んで、フェースの両親とサンの両親が向かい合っている。その中央には、アイビーが盗撮したあの写真が置かれていた。

「サン……父さんはお前に失望したぞ」僕の父が低い声で言った。「僕たちは長年の隣人同士だ。女性を敬うようにと、いつも教えてきたはずだぞ」

僕は拳を握りしめ、うつむいた。ポケットの中にある、フェース先輩からもらった 'SUN' の歯車キーホルダーが、僕を奮い立たせる。僕は顔を上げ、四人の大人たちをまっすぐに見つめた。

「この件について、軽んじているわけではありません」僕は「成績表」と「新型イノベーション・プロジェクトの設計図」をテーブルに置いた。「これが僕の証明です。フェース先輩と一緒に、高め合って勉強すると約束しました。僕は国内の技術コンクールで賞を獲り、奨学金を勝ち取ります。そして、紳士として彼女を全力で守り抜きます」

フェースの父親は、僕が製図ペンで丁寧に書き上げた設計図をじっと見つめ、長く沈黙したあと、ため息をついた。

「歯車というものはな……一つだけでは回っても力は生まれない」フェースの父が口を開いた。「支え合うもう一つの歯車があってこそだ。……いいだろう。サンの家族の保証もある。これからは、不名誉な写真は二度と撮らせないという条件で、交際を認めよう」

隣に座っていたフェース先輩は、安堵の涙を流した。彼女はテーブルの下で、そっと僕の手を強く握りしめた。

【月曜日の朝、学校にて】

登校する僕とフェース先輩、そしてコンとマインドの姿を、アイビーが震えるほどの怒りで見つめていた。計画が失敗に終わったことに、彼女は打ちひしがれている。

「あんな写真くらいで、サンに勝てると思ったのかよ、アイビー?」コンが皮肉な笑みを浮かべて煽る。

僕はアイビーに一瞥もくれず、そのまま通り過ぎた。今の僕には、彼女との幼稚な争いよりも、ずっと大きな目標がある。それは、両家への約束を果たすことだ。

「行きましょう、サン。今日は朝から授業よ」フェース先輩が僕に微笑む。その瞳は今まで以上に輝いていた。

僕は力強く頷き、前を向いた。僕という『歯車』が、この恋と未来を成功へと回し続けることを証明するために。

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