大学のジャズ物語
春から国立大学の入学が決まっている田中凪は大学に入ったら絶対に音楽の部活に入ると決めていた。凪は高校生の時一人でピアノを弾いていたけど楽器を一緒にやる友達が欲しかった。
大学に入学する前に親戚の家でバーベキューをした。そこで凪はビールを飲んで顔が真っ赤になって酔っぱらった。
「こんなにお酒に酔っぱらっていたら大学で先輩から可愛がられるわ」
父親は酔っぱらっている凪を見て嬉しそうにそう言った。それを聞いて凪は大学生活が楽しみになった。
大学の授業が始まった。運が良いのか悪いのか同じ高校のクラスメイトの山田陸と同じ学科になった。凪は今まであまり友達がいなかった。だから一人になることを恐れていつも陸と一緒に行動していた。
陸は部活はキャンプ部に入りたいと言った。凪は本当はジャズ研究会に入りたかったが一人になるのが怖かったから陸についていった。
大学の昼休み、生協でジャズ研が演奏していた。凪は周りに流されてキャンプ部に入ってしまったがジャズ研の演奏を聴いてすごくジャズ研に入りたくなってくる。自分に嘘をついてキャンプ部に所属しているが日に日にジャズ研に入りたい気持ちが強くなってくる。
一か月くらいたったあと陸は
「キャンプ部やめたい」
と言い出した。凪もキャンプ部を辞めたかったからちょうどよかった。一人でやめるのは怖かったけど二人でやめるのはそれほど怖くない。そして凪と陸はキャンプ部を辞めた。
凪はすごく勇気を出してジャズ研の部室のドアを開けた。先輩たちが演奏を披露してくれてとても歓迎された。凪はジャズ研に入部することを決めた。そのとき凪はとても幸せな気持ちになっていた。
読んでくださりありがとうございます。人生で初めて小説を書きました。暖かい目で見てもらえると嬉しいです