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比較的最近更新した短編のまとめ場所

最大の調味料の力を借りて 空腹

作者: リィズ・ブランディシュカ



 手作り料理を作った。


 けれど、彼は食べてくれなかった。


 私が作った料理は、彼の口には合わなかったみたい。


 ちょっとがっかり。


 でも、また諦めずに挑戦しましょう。


 頑張り続ければ、彼の口にあう味になるはずよ。


 それから私は、彼の前で何日も料理を作り続けた。


 やっぱり努力をすれば実るのね。


 彼はやっと私の料理を美味しいと言ってくれたわ。


 今日はなんて良い日なんでしょう。


 この料理。


 私の口には、何の変哲もない味にしか見えないけれど、彼の口にはとても美味しく感じられたみたい。


「いつまでずっとこの家で生活しなければならないんだ?」


 私は彼の口を拭いてあげてから、にこりと笑った。


 だって彼は自分で手を動かせないから、仕方がないわ。


「私達、両想いでしょ? 思いあう恋人同士が一緒にいるのは当然の事じゃない」


 彼はその言葉を聞いて、自分の手にまとわりついている鎖をじゃらりと揺らした。



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