第三話 キャラクリエイト完成?
一週間後といったな?
あれは嘘だよ
気分更新といったよね?
十分経過
ドラムロールが続く
……流石に長くない?
あっ、止んだ
え〜と、よくあるソシャゲのガチャとかの演出はないのか。
ちょっと残念……
いや、それが見たくて選んだわけじゃないけど、何だがなぁ……
まぁ……いいさ
確認!
『天悪』
天悪……ユニーク種族。支援と呪系統にプラス大補正。武器にマイナス大補正。INTとMINDとDEXにプラス補正、STRとDEFとAGIにマイナス補正
種族スキル
悪天反転……自身にはたらく種族と職業補正、ステータス値を逆転させる
へぇ………随分と変わった性能だね
要するに一人で前衛と後衛を同時にこなせるってことでしょ?
慣れるまでは面倒だけど、それ以上に面白そうだね
『ユニークですか……運がいいですね。ユニーク種族は一人しか存在できないので他のプレイヤーはもう貴方の種族になれません』
いいね。
唯一って言葉は特別感があって好きだよ
ま、それもこれも全て、
性能が良くなければ意味がないんだけど、別にこの種族ならそれを心配する必要はないしね。
別に性能至上主義というわけじゃないよ?
ロマン武器も好きだし、だから安定よりもランダムを選んだし
でもいいに越したことはないじゃん?
そういうことだよ
……余談だけど、一度データを削除したとしても、種族を変えることはできないらしい。
よく出来てるね
閑話休題
「そうなんだ?まぁいいけど次は?」
『容姿設定ですね。こちらに素体を用意いたしましたので、好きにいじってください』
そう言うと、僕が出てきた
周りから見たままの僕だね
まるで鏡を見ている気分だよ
って、それはいいか
まずは容姿か、
このままで良いかな
いや、せめて色だけは変えようか
え〜と、とりあえず髪色は白にして、瞳の色は黒で良いかな。
身長はこのままでいいや
今のままでもかなり高めだし
はいおっけー
『次はこの中から5つスキルを選んでください』
え〜と、これでいいかな
『魔化』『狂化』『鎌術』『闇魔法』『光魔法』
魔化……STRをレベル×5%下げるかわりにINTをレベル×5%上げる
狂化……INTをレベル×5%下げるかわりにSTRをレベル×5%上げる
鎌術……鎌に関する武器の扱いに補正
レベル1…スラッシュ
闇魔法……闇属性の魔法が使用可能になる
光魔法……光属性の魔法が使用可能になる
『鎌術とは、また変わったものを……はぁ、
最後は職業を選んでステータスポイントを割り振ってください』
「職業にランダム要素は無いの?」
『種族か職業かのどちらかしかランダムはできません』
チッ
先に言ってほしかったよね
まぁランダムがないならしょうがない
大人しく選ぼうか
えーと
あ、これいいね
道化師……補正に関するデメリットを大幅に上げてメリットを上げる
あとはステータスを適当に振り分けてっと
プレイヤー名 『カゲロウ』種族『天悪』
職業『道化師』レベル0
HP 7/7
MP 90/90
STR 7 (10−30%
DEF 7 (10−30%
INT 120 (100+20%
MIND 60 (50+20%
AGI 7 (10-30%
DEX 84 (70+20%
SP 0
種族スキル
悪天反転
スキル
魔化Level1 鎌術Level1 狂化Level1
闇魔法Level1 光魔法Level1
称号
風来人 ユニーク種族
装備
武器 初心者の鎌
頭 無
腕 無
服 道化師の服
靴 道化師の靴
アクセサリー 無
風来人……プレイヤーを示す称号。
生物鑑定Level1と収納の役割をし、現地人にはプレイヤーのことが風来人に聞こえる
ユニーク種族……世界で唯一の存在。種族というより個体に近い
『それが終わりましたら、こちらの世界での基本設定を行って下さい』
「基本設定?」
『痛覚やグロ描写など、そういったもののフィルターをどうするか、ですよ。
当然ですが、こちらから見える景色が違うだけで、あちらの世界の方々にもマイルドに見えるというわけでは御座いません』
「なるほどね」
取り敢えず、痛覚とグロ描写は現実通り、あとは、システム内補正?あぁ、スキルの補正のレベルのことね。
えーと、オートかマニュアル、ね。
当然マニュアルだね
プレイヤーと現地人の表示?しなくていいや
撮影と掲示板への転載?
……別に許可しても損はないでしょ
損したら取り立てればいいだけだしね
ん……全部リアル準拠でも問題ないね
決定!
あ〜、ガチャがしたい
あ、補正のところだけど、計算を入れたほうがいいかい?
何もなければこのまま行くけど