第二話 ランダムってロマンあるよね
取り敢えずここまで
あとはもう気分更新するよ!
まぁ……一週間後かな?
……こうして嵐は去っていった
これで室内に平穏が……訪れないんだよね
原因の物体がこちら
『OUTLAW ONLINE』です…
まぁ、ちょうど暇してたし、やろうかな
正式にはまだ少し先の話だけど
ええと、なになに
ゲームを開始する前にトイレに行くこと
此方とあっちでは時間間隔が違うこと
12歳未満は禁止
あっちの世界で食べても此方ではカロリー等が反映されないこと
キャラクリエイトは、性別を変えられない
PKは責任を取れるならOK
イベントの告知は『お知らせ』にて
掲示板は各自有効活用しましょう
大雑把にまとめるとこんな感じかな?
ま、やってみればわかることだ
そう思いながら、ゲームを部屋に持っていく
「ゲーミングチェア買っといて良かった。多分このヘッドホンもどきをつけて寝ればいいんだよね」
もし違うなら……無駄なものを貰ったことになるしね
さぁ、スタートだ
________
おぉ、ここは何処だ?
僕はいつの間にか草原に立っていた
見渡す限りの緑だらけ
てっきり、何もない真っ白の空間に移動するって思ってたんだけどなぁ
こんな時はこの言葉だよね
「わぁ!あたり一面のクソ緑だぁ」
『開幕早々でそんな暴言を吐かれたのは初めてですね』
何か出てきた
まぁ予想は付いてるけど聞き返す
「ええと?」
『私は管理用AIです。プレイヤーキャラクリエイトの補佐用ですね。短い間ですがよろしくお願いします』
「あぁうん。よろしくね」
にしても、なんだろ?声だけ聞こえる
姿がないのに……
頭の中に直接話していますってこと?
こういうはテレパシーっていうんだっけ?
そういえばテレパシーって……っと
無駄な考察をしてしまいそうだからこの一言で終わらせよう
不思議だよね
これでオッケー
『さぁ、早速始めていきましょう。その前に、名前を設定してください』
これは既に決まってる
いつも通りのニックネーム
「カゲロウで」
『では種族を決めていきましょうか。ステータスと呟いてください。念じてくださっても結構です』
(ステータス)
プレイヤー名 『カゲロウ』種族『』
職業『』レベル0
HP /
MP /
STR
DEF
INT
MIND
AGI
DEX
SP 50
職業スキル
スキル
称号
わぁお、何かでてきた。そして真っ白だ
『それでは、種族をタップして、種族をお選びください』
はいよ、と
『人間』『獣人』『魔人』『エルフ』『ドワーフ』『ランダム』
人間……補正はないがデメリットもない。
獣人……STRとAGIにプラス補正、DEXとINTにマイナス補正
魔人……INTとMINDにプラス補正、レベル上昇にマイナス補正
エルフ……INTにDEXプラス補正、MINDとDEFにマイナス補正
ドワーフ……STRとDEXにプラス補正、 INTにAGIマイナス補正
ランダム……ランダムで決める。稀に希少種族が出ることも…
……!
『あ、ランダムはやり直しはできま』
迷わずにランダムをポチッ!
『せんって、遅かったですね』
「穴があったら入りたい、ガチャがあったらしてみたい。同じでしょ?」
『いや、意味が違います』
「じゃあ、そこにガチャがあったから」
『どこの登山家ですか……』
へぇ、そんな風に返してくるんだ。
面白いね
そんなこんなで会話をし、その時を待つ
ドラムロールが流れる