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魔王、のんびりとじっくりと追い詰めさせて頂こう
流石にそこまでエリストリアが褒めているのを見てしまうと僕だって少しだけ嫉妬してしまい、「エリストリア。他の神を褒めないで!!」と言うと、エリストリアは少しだけ驚いた顔をしてから、フフっと笑い「まったく『ゼノ』様は女神様じゃない。だから……そんなに嫉妬しないの」っと頭を撫でられる。そうかと思っていると「安心したの」とからかう。全くもってエリストリアは僕のことを子供扱いするので、大天使体に戻る。天使の羽根と天使の輪が出てきて大天使のオーラが漏れ出る。「どう?久しぶりの僕の全力は?」と言うと、「やっぱり、少しだけ頼りに見えるわ。」と言うエリストリア。僕はオーラと羽根と輪を戻し、「何時でも頼って」と答える。エリストリアは嬉しそうな顔をする。嫌な予感がする僕に対して、エリストリアはかつて無い程の笑顔になって、そして残酷なことをいうのである。
「それじゃ、『ゼノ』様、『フレア』様、『アクア』様の三大神の神殿で今から話し合いが始まるから、一緒に出て」と目をうるうるとさせながら言うのであった。クソ、かわいい!!