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緊急事態
竜警の女が去って三日が経った。
この前の報奨金はIDCPOからの謝礼金も足されて結構な金になった。
食堂で昼間から、煙草を吸いながら酒を飲んでいると冒険者の男が受付に「最近おかしくないか」と言っているのが聞こえた。
「どこがです」
ギルドの受付のメアリーの声が聞こえる。
「依頼書見てみろよ」
男は掲示板の依頼書を指さしながら言った。
「?」マガリが掲示板をみる。
依頼の量自体は変わらないように見える。
掲示板の前に移動した。
メアリーも横に並んだ、息を吸うように”状態異常治癒の術式”を掛けてくる。
「おい……」メアリーを横目で睨んだ。
メアリーは気づかないふりで明後日の方向を見ている。
酒が抜けた。黒髪を指でいじる。
「!」
「この地に出るほぼ全種類の魔物の討伐依頼が出ている……」
マガリが言った。
メアリーが蒼い顔をしてギルドマスターの所に走っていった。
皇都に緊急事態を告げる飛竜便が出された。
基本マガリが飲んでいるお酒は、90度以上あるスピリタス領の地酒。
メアリーが、”状態異常治癒の術式”をマガリにこまめにかけないと色々結構やばい




