表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マガリとレイリア、ときどき聖女。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/33

シャリー

 マガリは教室の椅子にだらしなく座っている。

 昨日のお酒が残っているようだ。

「メアリーがギルドの用事でいないんだよな~」

 状態異常治癒の加護(スキル)が掛けてもらえない。


 ふと横を見ると、シャリーが、特待生の貴族の男と取り巻き二人に絡まれている。

 妾になれとか、平民だから言うことを聞けとか聞こえてくる。

 訓練の時、シャリーの踊り子姿を見たためだろう。


「仕方ねえな~」

 貴族の男が、シャリーの腕をつかんだ時点で、マガリはデコピンで後ろに半回転させた。

 左手に白く、神式文字が浮かび上がる。

「そこまでだ」


「貴様~。僕を誰だと思ってるんだ。スリーモンキー家の・・・」


「シャリーは、アールヴの王族だぜ」


「いえ。王家と言われても末端の末端で・・・」

 小声でごにょごにょ言っている。


「な。なに~」

 男があからさまに動揺する。


次の瞬間、マガリの背筋がすっと伸びる。


「私の友達に何か御用ですか?」

 誰もが聞き惚れるようなきれいな声だった。

 

「せ。聖女。様」

 貴族の男が尻もちを着いたまま、後ずさった。


 レイリアは、高貴な微笑を浮かべながら、汚れ物を見るような目で男を見る。


「ひいい」

 貴族の男は泣きながら去っていった。


「容赦ねえな・・・」

”大事な友達が馬鹿にされたのです”


「あ。ありがとうございます」


 マガリが手を振りながら

「レイリアが、シャリーのこと友達だってさ」

「俺もだけどな・・・」

 ほんの少し頬が赤い、マガリだった。

 

  

珍しく、メアリーがいない日。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ