その後、学園へ。
その後、魔獣使いに引きいられた魔獣は、皇都に押し寄せたそうだ。
皇都に行く途中で、皇都軍に侵攻を阻まれ、飛行艦、二艦の樽爆弾による絨毯爆撃で壊滅したそうだ。
いつものギルドの食堂である。
「すげー。見てみたかったな。おい」
そうですね。あれに乗って空を飛んでみたい……
魔獣を意図的に増やしていたという疑惑。
人がスタンピートを起こしうるという事実。
噂によると今回の事件は、皇族二人が深くかかわっていたと言う。
以上のことを危険視した皇国は、南方辺境伯領に、正式に魔術や魔獣を研究する研究所が創ることになる。
「ほ~ん。また物騒なことを始めるんだね」
「何を他人事みたいに言ってるんです」
いつの間にか近くにいたメアリーが手紙を見せる。
「すまん。俺は字が読めないぜっ」
胸を張って言う。
どうやら少し大きくなっているようだ。
周りの男たち(特にレイリアを知っている)が、顔を赤く染めた。
「教会から召喚状です。南方辺境伯領の研究所に行き、研究に協力せよとのことです」
「特に、貴女の左手の神式文字と、私の”魔封じ”の加護を研究したいそうですよ」
「むっ」
「さらに、試験的に学園が開かれるそうなので、生徒として勉強して来いということですね」
「すまない。家族に不幸が出来たので実家に帰ろうと思う」
「お母さんに何かあったのですか?!」
「しまった。同じ孤児院出身だった」
ふう。少しは、考えて発言しましょう。
「とりあえず、次の春から入学するようなので、必要なものを準備するようにとのことです」
「最低限、文字は書けるようにしましょうね」
「う~。分かったよ」
冬の間、結局マガリが勉強を逃げようとするたびに、レイリアが出てきて何とか読み書きができるようになるのである。
ギルドの食堂で勉強をする二人の聖女様に、周りの冒険者は何とも言えない顔をするのであった。
マガリさん、学校に行きます。




