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マガリとレイリア、ときどき聖女。  作者: トウフキヌゴシ
第一章、緑の騒乱

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22/33

その後、学園へ。

 その後、魔獣使い(ビーストマスター)に引きいられた魔獣は、皇都に押し寄せたそうだ。

 皇都に行く途中で、皇都軍に侵攻を阻まれ、飛行艦、二艦の樽爆弾による絨毯爆撃で壊滅したそうだ。


 いつものギルドの食堂である。


「すげー。見てみたかったな。おい」

 そうですね。あれに乗って空を飛んでみたい……

 

 魔獣を意図的に増やしていたという疑惑。

 人がスタンピートを起こしうるという事実。

 噂によると今回の事件は、皇族二人が深くかかわっていたと言う。

 以上のことを危険視した皇国は、南方辺境伯領に、正式に魔術や魔獣を研究する研究所が創ることになる。


「ほ~ん。また物騒なことを始めるんだね」


「何を他人事みたいに言ってるんです」

 いつの間にか近くにいたメアリーが手紙を見せる。


「すまん。俺は字が読めないぜっ」

 胸を張って言う。

 どうやら少し大きくなっているようだ。

 周りの男たち(特にレイリアを知っている)が、顔を赤く染めた。


「教会から召喚状です。南方辺境伯領の研究所に行き、研究に協力せよとのことです」

「特に、貴女の左手の神式文字と、私の”魔封じ”の加護(スキル)を研究したいそうですよ」


「むっ」


「さらに、試験的に学園が開かれるそうなので、生徒として勉強して来いということですね」


「すまない。家族に不幸が出来たので実家に帰ろうと思う」


お母さん(マザー)に何かあったのですか?!」


「しまった。同じ孤児院出身だった」

 ふう。少しは、考えて発言しましょう。


「とりあえず、次の春から入学するようなので、必要なものを準備するようにとのことです」

「最低限、文字は書けるようにしましょうね」


「う~。分かったよ」

 冬の間、結局マガリが勉強を逃げようとするたびに、レイリアが出てきて何とか読み書きができるようになるのである。


 ギルドの食堂で勉強をする二人の聖女様に、周りの冒険者は何とも言えない顔をするのであった。


 


 

マガリさん、学校に行きます。

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