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マガリとレイリア、ときどき聖女。  作者: トウフキヌゴシ
第一章、緑の騒乱

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飛行艦を見に行こう。

 最近何かと落ち着かない。

 この前は食堂に夕食を食べようとギルドの二階から降りていくと、花束を抱えて片膝をついた男が俺を通せんぼしてくる。

 右に寄ったら右に、左に寄ったら左ににじり寄るのだ。

 動きがき〇い。

()()()()さん。僕と付き合ってください」

 レイリア~。俺はマガリだっ。

 手に持った煙草を額に押し付けてやろうかと思った。

 した。

 今、メアリーに正座させられて怒られている。何故だ。

 反省はしていない。

 落ち着かないと言えば、皇国から飛行艦とかいう空飛ぶ何かがきて訓練しているらしい。

 竜警のねーちゃんが、死せる何とかの会とか言ってたな。

「魔人ですよ」ありがとう。メアリー。だが心の声に突っ込むのはやめてほしい。

 理解してくれているのですよ。なんとありがたい。

 レイリア、お前もだ。ちなみにさっきの男はどうだ?

 頭の上に腕で大きく×。そうか男の好みが一緒で安心だよ。

 

 飛行艦についてメアリーに聞いてみた。

「なあ。飛行艦てなんだ?」


「え~と。聞いた話によると空飛ぶ船らしいです」


「船って裏のどぶ川に浮かんでるあれか?」


「もっともっと大きいみたいですよ」

「三カ月くらい、訓練はするみたいですから見にいってみますか?」


 行きましょうっ。ぜひ行きましょうっ。珍しくレイリアがノリノリだ。

「あ~レイの字が行きたがってる」


「今度領都に用事が有りますから、護衛と言う形でどうです」


「分かった。声をかけてくれ」


 領都に行った。

 なんだあれ。紅いのと白い巨大なものがごうごう言って空を飛んでいる。

 すげ~。乗ってみて~。レイリアが全力で首を縦に振っている。

 メアリー、そこで五体投地は恥ずかしいからやめてくれ。

 

 飛行艦を見るために一泊する予定を二泊にした。

 

ローズ殿下と気が合うかもしれない。

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