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マガリとレイリア、ときどき聖女。  作者: トウフキヌゴシ
第一章、緑の騒乱

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13/33

聖女、二人

 メアリーは、会議室に()()()()を連れ込んで鍵を閉めた。

 レイリアの、立ち居ふるまいから、背後から後光が出ているような錯覚を受けながらメアリーは言う。

「えっと。あ。」突然、思いついたように”状態異常治癒の加護”をレイリアにかけた。


「くすす。状態異常ではないです。」

 口に手を当てて、日頃のマガリからは想像もできないような上品な笑顔で笑う。


 あまりの可憐さに女性であるメアリーが、頬を赤く染めた。


 レイリアは、悪戯を思いついたような笑顔を浮かべ、懐から煙草を出して吸い始める。


 メアリーは、その姿を見て初めて安心した顔になった。


「マガリは眠っています」

 胸に手を当てながら言う。

「彼女の魂はボロボロです。これからは()が出てくる時間が増えるでしょう」


 メアリーは愕然とした。


 レイリアが表の意識に出て来てから、伝説で伝えられる”聖女”にしか見えないのだ。

 人の神に()()名を授けられているから当然である。


「これから大きな、大きな、騒乱が南から来ます」


「はい」


「どうしますか?戦いますか?逃げますか?」


「レイリアは、いえマガリはどうするんですか」


「「戦います」」


「では私も二人の側に残ります」


 レイリアがふんわりとメアリーを抱きしめた。


「大丈夫です」

「近い将来、貴女は”広域(エリア)状態異常治癒”の聖女と呼ばれますから」


「えっ。私がですか?」


 レイリアががゆっくりとうなずく。


「えっ。嫌なんですけど……」

「ちょっと待ってください。待ってください」


 レイリアは聖女の微笑でメアリーを見ている。 

術の一号。力の二号。

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