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マガリとレイリア、ときどき聖女。  作者: トウフキヌゴシ
第一章、緑の騒乱

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ドラゴンゾンビ

 マガリは、ハルバートに黒で統一された軽装鎧。


 ハヤノテ・ハヤミは、腕と胸にサラシを巻いて侍の袴を着た軽装。

 足袋に草履。腰に小太刀をさしている。


 メアリーは、ゆったりとしたローブに、ボルトアクション式のライフルを持っていた。

 力の弱い女性が、魔獣に対抗するときによく使われる装備である。


 三人は魔じわりの森へ出発した。


「うーん。やはりな」

 目的地の近づくにつれ、森の中なのに不死者(アンデッド)が出る。

マガリのハルバートとメアリーのライフルに”浄化”の術式で倒しながら進む。 

さすがにマガリも無傷では済まず、何度かメアリーに”治癒”の術式を掛けられていた。


「少しは手伝って」


 メアリーがハヤミに言った瞬間、ハヤミはメアリーの首を小太刀で斬り飛ばした。

 刀はメアリーの首をすり抜け、白い0の文字が空中に現れすぐに消えた。

「えっ」驚いている間にしゅぱぱぱとメアリーの首に0の文字が大量に表れる。

 マガリには、ハヤミの刀が見えなかった。


「なんてことするんですかっ」


「やはり斬れないわね」心底、残念そうに言う。

「ウルベから聞いていないの。昔授かった加護(スキル)の関係で一日一回しか斬れないの」

「その一回は何でも斬れるけど」


 ”コレに斬れぬものなし”加護(スキル)の名前である。


 メアリーがハヤミにビビりながらも先に進んだ。


 森の向こう少し開けた場所に半ばミイラ化した竜の死体がある。

 その前に五体。円形の盾とシミターを持ったスケルトンが立っていた。


 メアリーが”浄化”の術式を掛ける。

 何も起きない。


「あ。竜牙兵はゴーレムの一種よ」


 ……メアリーは黙ってライフルを打った。


 マガリとメアリーが竜牙兵全てを倒した次の瞬間、魔法陣が現れ強烈な魔力とともにドラゴンの死体が動き出した。


 ドラゴンゾンビだ。


「があああああ」マガリが特攻する。

 腐りかけの竜の右手をハルバートで斬り飛ばした瞬間、ペシッという感じで左手で叩き飛ばされた。


「マガリさん」メアリーが必死に”治癒”の術式を掛ける。


 いつの間にかドラゴンゾンビの前に移動していたハヤミが

「二度目ね」と言いながら、 

 

 加護(スキル)、”コレ()に斬れぬものなし” 


 小太刀をふるう。

 ドラゴンが縦に真っ二つになった。


 気が付くと黒髪の美女と白髪の初老の男性が側に立っていた。

ハヤミは会うのは二度目。

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