洗濯物は、信号色
そんな噂は、人へ人へと知れ渡り沢山の噂が俺のもとへと寄せられた
「コスプレして夜道を歩いているって!!」
「夜中に婆さんを担いで走り回ってた」
「変人と格闘していた」
「走っている車を無理矢理、両手で止めたって」
なんか、ありえないのまで混ざってたけどそれは、本当に俺の兄貴なんだろうか
そんな疑問を抱えながら俺は、家に帰るのだった
「ひろ。洗濯物、2階にあるから畳んどいてくれる?」
母さんにそう言われた俺は、黙って2階に行き洗濯物を畳む
反抗期もなく真っ直ぐ素直に育った俺
なんて偉いんだ
なんて自分に満足をしながら洗濯物を畳んでいると一枚の真っ赤なロングTシャツとスパッツを見つけた
「なんだこれ」
こんな派手なシャツにスパッツ誰が着るんだ
それに…青色のさらにはでな、風呂敷?
「…コスプレ」
お母さん…俺は、もうダメかもしれない
こんなに真っ直ぐで素直な子も変態兄貴の元では…
「いや…落ち着いて考えろ…これが兄貴のとは、考えられ…」
兄貴じゃないなら親父が………
……………
いやいやいやいやいやいや
むしろ親父が着てたほうがさらに問題ありじゃん(涙)
「母さん!!母さん!!」
とにかく洗濯物を干した母親に聞くとしよう
「ここら辺のって誰の?」
指をさしたそこには、赤のロンティーにスパッツ・青色の風呂敷?に黄色の手袋などなど
派手の寄せ集め(信号のような)が置かれていた
母さんは、目をパチクリとさせると笑いながらやーねぇと一言
「こんな派手なのお兄ちゃん以外着る訳ないでしょ?」
笑いながら去っていく母に俺は、悲しい何かを感じた
兄貴にだってこんなもの着て欲しくないよ
思考から外していたけど
気付いていたんだ
これを一つにするとスーパーマンっぽいって
信号色のそれらを丁寧に畳み逃げずに事情を聞こうと俺は、兄貴の部屋へと向かった




