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毒親奮闘記  作者: 市原 朱恋
第1章
3/7

No.3 テレビ放送を観て

昨日の世界仰天ニュースでも毒親について特集されていた。

・几帳面できれい好き、完璧主義者な母

・一度怒りのスイッチが入ると、家族は誰も止めることができない

・虐待などを含む場合もあるが、どこにでも起こり得ること

・親と子だけの時間が長く、同性同士の場合に問題が起こりやすい

・苦しみをノートに書きなぐるしかないやりきれない気持ち

・毒親の性質は親から子へ連鎖していく可能性が高い


番組の中で紹介されるエピソードはどれも共感できるものばかりだった。


もしかしたら今回の放送を見て、自分の親も毒親だと気づいた人もいるかもしれない。

どうすることもできなかった苦しみに名前が付き、自分は悪くないのだと気づくことができた人がいれば嬉しいなと思って見ていた。


小さいころから続く苦しみに対して、少しでも早く「これは異常なんだ」と気が付くことは本当に大切だと思う。

簡単に毒親から逃げることができない人たちに対してでも毒親というものに気づけば少しは救われる部分があると思うから。


さらに小さな子供にとって両親の存在はある意味絶対的で、いなくなれば最悪命にかかわってしまう。

私も何度も家出しようと考えたが、子供の自分が1人で簡単に生きられるはずがないし、

もし家出しても警察に見つかったら家に連れ戻されて親にも怒られる

そんな風に考えていたから親から逃げることは簡単ではなかった。


テレビの母親は自分の言動がおかしいことに気が付いていたが

親切心でやっている行動が結果的に毒親的行動になっているような場合、子供がどんなに親と話し合いをしたところで問題は解決しない。

だからこそ逃げるしかないのに、逃げることも容易ではない。


そんな時、同じ苦しみを感じている人の体験談を聞ける場や体験談を話し合うことのできる場があれば、苦しみや不安を少しは緩和できると思っている。

同じ苦しみを味わってきた人たちと繋がりたい。というのはそんな思いがあったからだ。

この文章を読んだ人の中で1人でも構わないので少しでも何かが変わるきっかけになったらうれしいなと思う。

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