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毒親奮闘記  作者: 市原 朱恋
第1章
2/7

No.2 私の母はこんな人

多干渉,子離れできない,叱ると怒るの区別化つかない,嫉妬が激しい,理想を押し付ける,私の友人を悪く言う,


■子離れができていない

最近毎日LINEが来る。

大学生でも試験はあるし、研究活動中は難しい問題に頭を抱えていることもある。

そんな時にどうでもいいような近況報告が大量に送られて来るとただの嫌がらせでしかない。

それに返信しないと怒られる。

束縛の酷い彼氏かのような行動は多干渉にも通ずるものを感じる。


■私はよく察しが良いと言われる。

周りの目が気になることは当たり前だと思っていたが、母の存在を基に思い出してみると

小さな頃から大人の顔色を伺っていることが多かったことを思い出した。

母を怒らせてはいけない。そんな風に考えていることが多かった。

それも母が怒ることと叱ることの区別がついていなかったからだろう。

母の機嫌の好し悪しで、同じ行動をとっても怒られるときとそうでないときがあった。


■嫉妬が激しい

まだ20代の私の肌ツヤや髪質が良いことはある意味当たり前である。

それなのに「朱恋の髪はきれいでいいなぁ~」とかいろんな「○○でいいなぁ~」を言われる。

「それおいしそうだなぁ~」みたいなことなら分けることができるけれど、

いいなって言われてもどうすることもできないものに対してしつこく言われ続けると

どうして良いのか分からなくなる。

ただ褒めてくれるなら良いのに嫉妬の混じった「いいなぁ」という言葉はすごく嫌いだ。


■理想の押し付けは小さいころからあった。

着る服,身の回りの持ち物など私の欲しいものというよりは、母が気に入ったもの。

進学先も母には進んで欲しい方面があったようだが、無視して自分の進みたい道に進んだ。

すると今でも文句を言われるし、私は聞き訳が悪くて言うことを聞かない子だとよく言われる。

学校の先生との懇談会で先生にそんな話をしていたことを知った時はどうして子供の悪口をわざわざ言うのか理解できなかった。

就職先も自分で決めはしたが、有名な会社を選べば母に文句を言われないだろうという思考が常に働いていたことも事実である。


■友人を悪く言われることもよくあった。

中学生や高校生なら少しくらいヤンチャしたい年ごろで、色々な失敗を経験している友達も周りにはいた。

カッコつけて先生に悪態をついたり、飲酒や喫煙をしていたり。

それらの行動を肯定するつもりは全くないが、だからと言ってその人の全てがダメだとは言えないと私は思っている。

ヤンチャな子でも困っている私を助けてくれた経験は何度もある。

だからこそ友達になることができた。

それなのに実際に友達と話したことすらなく、噂話だけで人格そのものを否定し、

関わることを止めろと言われることは日常茶飯事。

でも私にとって大切なのは母ではなく友達だった。

自分の大切な友達を大切にしてくれない人を私は大切にしようと思えなかったからだ。それが母親であろうと。





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