表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

月の風

作者: 芝 正一郎

1.童話

挿絵(By みてみん)

新美南吉「ごんぎつね」 二

 お昼が過ぎると、ごんは、村の墓地ぼちに行って、六地蔵ろくじぞうさんのかげにかくれていました。いいお天気で、遠く向こうには、お城の屋根がわらが光っています。墓地には、ひがん花が、赤いきれのようにさき続いていました。と、村の方から、カーン、カーンとかねが鳴ってきました。そう式の出る合図です。

 やがて、白い着物を着たそう列の者たちがやってくるのがちらちら見え始めました。話し声も近くなりました。そう列は墓地へ入っていきました。人々が通った後には、ひがん花が、ふみ折られていました。

 ごんはのび上がって見ました。兵十が、白いかみしもを付けて、位はいをさげています。いつもは赤いさつまいもみたいな元気のいい顔が、今日はなんだかしおれていました。


*本文は、「新美南吉代表作集(半田市教育委員会編集・発行)」に所載のものを、漢字表記等一部変更ししたものです。


2.唱歌

挿絵(By みてみん)

作詞者:三木露風

作曲者:山田耕筰


夕焼小焼の 赤とんぼ

負われて見たのは いつの日か

山の畑の 桑くわの実を

小籠こかごに摘んだは まぼろしか

十五で姐ねえやは 嫁に行き

お里のたよりも 絶えはてた

夕焼小焼の 赤とんぼ

とまっているよ 竿さおの先


3.俳句

挿絵(By みてみん)

  蟻の道雲の峰よりつづきけん  小林一茶

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ