表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
七聖の魔道士(しちせいのまどうし)  作者: 角 風蓮
第一章 魔道学校の新入生
6/13

4 校門を見据えて

 かなり短いのは、そこで切った方がきりがいいからです。

 頭の固い父さんは、予想したとおり、頷いてはくれなかった。

「お前は騎士の子だ。魔道士になるだなんて、おかしいだろう」

 それでも、ジェーダには魔法の才能があったのだ。それを言えば。

「そのオルヴィオというやつの見立てがおかしいのだ。人を惑わせるのはよくないな。……ともかく、お前は騎士だ。魔道士じゃない」

 ジェーダではなく、師匠が言っても。父さんはまったく取り合ってくれなかった。

「父さんさあ、頭固すぎなんだよっ!」

 そう叫んで、その日は部屋を飛び出した。もちろん、剣をたずさえて。


 知らぬ間に、魔道学校の前に着いていた。オルヴィオはいない。まあ、多忙なんだろう。少しがっかりしたが、仕方ない。

――ぼくは、絶対に魔道士になるんだ。

 父さんの許可が下りない? 知らないよそんなの。

 目の前には、校門(きぼう)がある。希望への入り口があるんだ。

――諦めたくはない、絶対に。


 その日。ジェーダは。家に帰ることはなかった――

まだ続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ