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女装と男装(3)

ごめんなさい、短いです!

ですが結構、微笑ましいものになります!

「かわいっ…………格好良いです、ロドレーム様!」

「気遣って格好良いと言ってくれなくても良いんだよ? 逆に傷付くから」


 可愛いと言おうとし言い直したルーリアに、ロドレームは苦笑いする。

 この皇太子は今、麗しき女性へと姿を変えていた。


「どう? シャーロットのこのセンス!」

「ちょっとシェリルーライヤ。変なこと言わないで」

「あらあら。変なことじゃないわよね? ルーリアちゃん」

「はい! そう思います‼︎」


 聖女たちの興奮気味な口調に、女装中のロドレームは頭を抱え溜息を吐いた。

 ロドレームは元々スラッとした外見で、どちらかと言えば女顔だ。そのため、年寄りのメイドらがシャーロットに従い工夫を施していけば、あっという間に年上女性感が半端ない人が出来上がりだった。


「どうかしら、ルーリア。これでお構いなく殿下とイチャつけるわね」

「なっ! な、なな! なんでそんな!」


 羞恥で顔が真っ赤になるルーリアだったが、ロドレームはにこにこ笑っている。


「俺はこのままルーリアとキスしたいけどね」

「わぁ凄いです皇太子殿下〜。ふふ……」


 パチパチと生気が抜けたような顔で手を叩くアレクサンドラに、ルーリアは「アレクサンドラまで! 違うでしょ!」とまだ真っ赤な顔で言った。

 そんな皆の様子を、メイドたちは微笑ましく見守っている。


「ねっ、ルーリア」

「えぇ………ロドレーム様」


 ロドレームが熱い視線を送ってくる。目が合えば、己の唇をトントンと人差し指で軽く叩く皇太子は色気が半端なかった。


(あぁもう! どうにでもな〜れっ!)


 そう思い、今は女性であるロドレームにキスをする。

 チュッというリップ音と共に、周りから黄色い悲鳴が上がった。


「はい。よく出来ました」

「……………はい」


 そのままロドレームの胸へ倒れ込んだルーリアに、ロドレームはぽんぽんと優しい手つきで頭を撫でた。


「ルーリア」

「あっ、シャーロット!」


 彼女は味方してくれると思い、パッと笑顔で振り返る。


「年下彼氏と年上彼女ね」


 年下彼氏は男装中のルーリア。

 年上彼女は女装中のロドレーム。

 そうすぐにシャーロットの言葉を理解し、ルーリアは両手で顔を隠した。

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