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勇者がアレなので小悪党なおじさんが女に転生されられました  作者: ぽとりひょん
第2章 上級魔法士
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第13話 服を買う

 俺とアニタは館に帰る。アニタが俺に言う。

 「アニエス様は少年たちをどうするつもりですか。」「更生させるつもりです。」

 「難しいと思います。少年が改心しても大人は身なりや行動で判断します。」「では、まず身なりを整えましょう。」

 「それでは解決しませんよ。少年たちを養うつもりですか。」「いいえ、自立してもらいます。ちょうど商人ギルドにつてがありますし、ランベルズ商会も力になってくれるでしょう。」

 「ベルントさんとアルベルトさんを巻き込むのですか。」「この街のためですから喜んで協力してくれますわ。」

 「アニエス様って結構腹黒いですね。」「何か言ったかしら。」「いいえ。」

俺は女神テイアに小悪党と言われているのだ。アニタに少しくらい言われようが気にならないのだ。

 父が帰宅すると俺とアニタは父の部屋に呼ばれる。

 「アニー、街で何をやっているんだい。」「今日は少年に絡まれたから衛兵に引き渡しました。」

 「アニタ、本当にそうかい。」「アニエス様の言う通りです。」

 「ならいいが街が危険なようなら私に言ってくれ。」「はい、お父様。」

俺は今のうちに住みやすい街に作り変えるのだ。そして、かわいい女の子と結婚して幸せに暮らすのだ。

 そのためにも今のうちに俺の味方を作っておかなければならない。

 翌日の午後、ベンの案内で南地区に行く。少年たちはすぐに見つかった。と言うより、少年たちは青い顔をして抱き合いながら震えている。俺は声をかけてみる。

 「どうしたの。」「天使様ですよね。連れているのは白い悪魔ですか。」

 「あなたたちはそう言っているみたいね。」「何でもしますから助けてください。もう、人の物を盗ったりしません。」

 「いい心がけね。ならついてきなさい。」「は、はい。」

俺はベンたちと少年たち24人を連れて服屋へ入る。すると店主が怒鳴る。

 「汚いガキどもが入って来るんじゃねー」「それには私も入るのかしら。」

 「お嬢ちゃん誰だ。」「アニエス・ド・ボドリヤールよ。」

 「領主様のご息女。」「商人ギルドのアルベルトに伝えてもいいのだけれども。」

 「ま、待ってくれ。何しに来たんだ。」「服を買いに来たのよ。」

 「服を・・・」「24人分買うからまけてくださいね。」

 「わ、分かりました。坊主たち何がいい。」「ご店主、似合う服を見繕ってください。」「はい。」

24人の少年少女は街を歩いても恥ずかしくない服装になる。次に靴屋へ行って靴を履き替える。

 ベンが俺に聞く。

 「服装を変えて何をするんだ。」「今から商人ギルドへ行きます。」

 「行っても相手にされないよ。」「大丈夫、ギルドマスターに掛け合うから。」

ベンは驚く。俺は少年たちに商売をさせるつもりである。材料の仕入れはランベルズ商会に頼むつもりでいる。

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