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第33話 バレーヌ伯邸の朝

 俺は結局、魔法美少女と猫耳少女と朝までゆっくりと眠ることが出来た。朝まで何も起こらなかったのである。

 俺は少し警戒しすぎたかと思ったが、ローズは俺に言う。

 「出発するまで気を抜いちゃだめよ。」「はい、お姉さま。」

俺は彼女に従うことにする。俺とローズはバレーヌ伯夫妻と朝食をとる。アニタは別の部屋で朝食を食べている。ファヴィアンが俺に言う。

 「ジルベール殿には詳細を説明した手紙を置くているが、アニエス嬢からも言葉添えをお願いしたい。」「ブレーズ様の援護ですか。」

 「いいや、息子のことは諦めている。ジルベール殿とは長い付き合いだ。これからもつながりを持っていたいのだ。」「分かりました。口添えします。」

 「ありがとう。アニエス嬢。」「ブレーズ様はどうなさるおつもりですか。」

 「ジルベール殿の怒りが収まらなければ死罪も仕方ないと思う。私としては家から追放するつもりだ。」「ずいぶんと厳しいのですね。」

 「決して厳しくは無いと思っている。他の家の令嬢に力ずくで暴力を振るえばたいていは死罪か幽閉だ。」「そうでしたか。」

俺は、ブレーズに少しばかり悪いことをしたと思う。彼はチャームで正常ではなかったはずだ。

 使用人がファヴィアンに耳打ちをする。彼の顔色が変わる。

 「すぐに黙らせられないのか。」「それが腕の立つ冒険者たちで兵たちでは太刀打ちできません。」

俺はファヴィアンに聞く。

 「ファヴィアン様、なにかありましたか。」「それが冒険者が私共がアニエス様を監禁していると門の前で騒いでいるのです。」

俺はすぐに「アニエス様をあがめ隊」の面々の顔を思い浮かべる。

 「私が行って騒ぎを治めます。」「しかし、相手は冒険者です。」

 「おそらく、見知った者たちです。」「お気をつけて。兵を護衛に付けます。」

俺とローズは兵に守られながら門に行くと「アニエス様をあがめ隊」の10人がいる。

 「アニエス様、ご無事ですか?」「私はバレーヌ伯に招待されたのです。大丈夫ですよ。」

 「良かった。宿に戻るとアニエス様がいなくなっていて、バレーヌ伯邸に行ったというからつい。」「心配してくれてありがとうございます。」

 「アニエス様のためなら何でもします。」「心強いですわ。今は、大丈夫ですから引き揚げてください。」「はい。」

「アニエス様をあがめ隊」は去って行き、騒ぎは治まる。俺たちはすぐに出発することにする。このままでは「アニエス様をあがめ隊」が再び護衛に付きそうだからである。


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