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第28話 アニタの初手柄

 服屋に入り、俺たちはアニタの服を揃える。俺が思った通り彼女はかわいいので何を着ても似合うようだった。また、服には獣人用の物があって尻尾を出す穴が開いていることを知った。

 服は何着か買ったので宿まで運んでもらうようにした。次に靴屋へ行ってここでも何足か買ったので宿に運んでもらう。

 服を変えていいところのお嬢さんになったアニタを連れて、俺たちは少し遅い昼食を食べる。ローズが俺に言う。

 「今日はたくさん買い物をしたけどお金は大丈夫。」「はい、お父さんがたくさん持たせてくれてので使いきれません。」

 「ジルベール様も困ったものだわ。過保護ね。」「はい、お父さん大好きです。」

 「アニタ、ちゃんと食べている。」「あの、もう少し食べてもいいですか。」

 「ええ、好きなだけ食べてもいいわよ。」「ありがとうございます。では同じものを3人前お願いします。」

ローズの笑顔が固まる。アニタの食欲は凄まじく皿の山を積み上げていく。あの細い体のどこに入って行くのだろうか。俺はアニタに聞く。

 「アニタは、いつもこんなに食べるの。」「いいえ、3日ぶりの食事でしたから。」

アニタに笑顔が戻る。腹が満たされて幸福な気分になったのだろう。

 それから、3人で表通りを歩く、俺たちはいろいろな店を回る。俺は楽しい時間を過ごす。アニタが加わりデートで亡くなったのは仕方がない。

 俺たちは楽しく歩いているとローズに中年の男がぶつかる。

 「お嬢ちゃんごめん。」「いいえ。」

男は足早に立ち去ろうとする。するとアニタが男に体当たりして道路に倒すと上に乗り動けなくする。

 「財布を返してください。」「このガキ、何で気づいたんだ。」

俺はウインドバインドで男の手足を拘束する。ちなみに詠唱は「いぶきよ、このものを捕らえよ。ウインドバインド」だ。

 男の懐を探るとローズの財布が出てくる。

 「これ私の財布よ。アニタ、よくわかったわね。」「私、目がいいんです。」

アニタは男が財布をすり取る瞬間を見たようだ。俺たちは男を衛兵に引き渡す。

 ローズはお礼に装飾品店でアニタにペンダントをプレゼントする。かわいい蝶のペンダントトップのペンダントだ。

 日が暮れてきたので夕食にレストランに入る。ここでもアニタは3人前を食べていた。

 俺たちが宿に戻るとアニタの服と靴が届いていた。俺たちはアニタの分の部屋を取る。

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