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ピアノ。

 区切りのいい80回のテーマは【ピアノ】である。

 

 

 楽器の中で「1つだけ思い通りに奏でられるスキル」を神様がくれると言ったとする。

 

 勿論、人の好みは様々なので、ヴァイオリンだったりドラム、ギター、ベース、トランペットやサックスなど色々考える事もあるだろうが、かなりの人が『ピアノ』と答えるのではないだろうか。

 

 少なくとも私はダントツでピアノである。

 

 

 大昔にバンドをやっていたので、ギターやベースはそれなりに弾けた。

 まーもう随分弾いてないので今はお話にならないレベルだろう。せいぜいコードをかき鳴らす位が関の山だ。

 

 単純にロックバンドが好きでそれに憧れていたのと、好きな曲を自分で弾けるようになりたい、という若い人間にありがちな流れである。

 

 でも、ピアノやキーボードを弾く人には特別の憧れがあった。

 

 私は身長(162程)の割に腕も指も短いので、ぱかーっと親指と小指を開きまくってもドからオクターブ越えたレかミ辺りまでしか押さえられなかった(それも指がつりそうになりながら)ので早々に諦めたのだが、大人になってからもストリートでピアノを弾いてる人やテレビでピアノを弾いている人たちを見ると、羨ましい。

 

 あんな綺麗な音色を指先一つで奏でられるのだ。

 

 クラシックだけでなく、ジャズやポップス全てのジャンルでアレンジして自分の好きなように弾ける。

 なんて素敵なんだろうか。

 

 その上指フェチの人間としては、けん盤を流れる指の美しさも素晴らしく惹かれる要素だ。

 

 

 かなりオイチャンオバチャンになってからもピアノ教室に通う人は結構いたりするので、私だけのマニアックな考えではないのだと思う。

 

 マンガでも「ピアノの森」などピアニストが主人公の物語があるが、もし自分に特別な才能があるのなら、ピアノだったらなー、と思う事が未だにある。

 

「もしもピアノが弾けたなら」(西田敏行)という歌も歌詞が心に響きまくりだった。

 

 現実世界でピアノが弾ける男性は、それだけで私には3割増しだ。

  

 だが、私好みの美声の人は5割増し(当社比)なので、ピアノが弾けてかつ歌も上手くて美声だともう生物学的に男であればいいのかという話になるが、恐らくいいのだろう。

 

 ちなみに前に存在していた夫はピアノも弾けないし歌も上手くはなかった。

 

 

 

 ……まあ理想と現実というのは幅があるものなのだ。

 

 今のところ、次回の結婚予定もするつもりもないのだが、万が一があるのならピアノが弾ける人がいいものである。

 

 多分ないだろうが。

 

 

 

 

 

 

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