フェチとは。
今年の台風10号がまた最大級にデカいだの言われている。九州方面の方は大変だと思うが、自然災害なので文句も言いようがないのが困りもんである。
毎年毎年最大級と言われると、これからは災害で停電しても最低限は何とか出来るように、自宅用に発電機常備とかが貯水槽などが必須になるのかも知れないなあと思ったりする。
まあそんなこんなで今回のテーマは『フェチの細分化』についてだ。
油断してたらいきなり何を言い出しやがるこのド変態が、と思われた方もおられると思うが、まあ聞いて欲しい。最近のフェチというのは私の知らない内に大きな変化を遂げているようなのだ。
私か理解しているフェチというのは、いわゆる性的倒錯であり、こだわりのポイントで何かこうムラムラっとするというか、エロい気持ちになるモノだと思っている。
筋肉、鎖骨、おっぱい、お尻、指やふくらはぎに太もも、唇や鼻、ワイシャツをまくる仕草など、ピンポイントで個人的にたぎる訳だ。
「うむ。嗜好は合わぬが拙者にも理解出来るでござる」
と私も正座で頷けるものが大半であった。
個人的には指フェチで尻フェチなのだがまあそれはどうでもいい。
しかし、昨今では『嘔吐フェチ』だの『毛穴フェチ』、『石フェチ』『洞窟フェチ』『人形フェチ』『糞尿フェチ』『昆虫フェチ』『モンスターフェチ』『獣フェチ』等々、本当にこれで興奮するのか私には理解できない物が多々あるようだ。
嘔吐フェチは、自分ではなく相手が嘔吐して苦しんでいるところに性的興奮が起きるそうだし、洞窟は岩の割れ目や洞窟内部のツルツルした壁などにたぎる。
昆虫は相手の体に昆虫が這っているのがたまらないらしい。何でやねん。
……うむ。済まぬが拙者には全く理解が及ばぬ。
まあ考えてみれば、枯れ専も老人フェチと言えるだろうし、ロリコンは幼女フェチ、ショタコンは少年フェチとか、ドMは痛みフェチとか、露出フェチに死体フェチ、サディズムもフェチになるのだろう。
フェチも、犯罪になるものから微笑ましいレベルまでの振れ幅が大きすぎる。
中には犯罪ではないものの、ちょっと命が縮まりそうなのもあるし、フェチで片付けていいもんなのか疑問も湧いてくる。
私が精神的には文句なしのヒッキー生活を満喫している間に、世の中はどえらく変わっているようだ。
まあ盛りの時期でもないのにエッチをしたがる生き物は人間ぐらいだそうなので、淡白な人はアブノーマルなものでも性的興奮を覚えるようにしないと、1年中エロい事は出来ないという事なのだろうか?
むしろそういう人はオールシーズン賢者タイムでいいような気がするんだけども。
少なくとも無機物でなく、男女問わず好きな相手ありきであって欲しいものだな。
一方通行の愛しか見えないのはせつない。