カレーが甘口派という人は意外といると思いたい。
エッセイっつうのは小説と違って文字数にばらつきがあるので、なかなか公募の規定文字数に到達するまで時間がかかったが、無事目安の8万字も越えたので、あとは地味にやっていこう。元から地味だけど(笑)
さて、本日のテーマは【香辛料】である。
私は自他共に認める辛いモノ好きなのだが、カレーの香辛料の辛さは苦手である。
かなり前になるがカレー専門店に入った際に、注文する時に甘口を選んで友達に「やだマジウケるんですけど」などと言われ大爆笑された苦い記憶が甦るが(まあ笑いを提供出来たのでいいけども)、香辛料にはどうしても好き嫌いがあるものである。
中国や台湾などでよく使われる八角というミステリアスな味わいのある香辛料も大の苦手だ。
昔は肉の臭みを消すためにめっちゃ使っていたらしいのだが、今でもめっちゃ使われている。
テーブルと車以外の四つ足はみんな食べると言う大陸ならではのモノだと思う。
私はとにかく匂いと味がダメだ。
個人的には、八角の入った肉料理を食べるとそれ以降は何を食べても八角の味しか感じない、という押しの強さからストーカー並みの香辛料だと思っている。
好きな方には本当に申し訳ない。
以前中国に旅行した際に、うっかり知らずに口に入れてしまい、口の中がこの世の終わりみたいな状況になったが、その後に攻撃力が四天王クラスの麻婆豆腐が来たので爆食いして難を逃れた事を思い出した。
一時的に唇が大分タラコ化したが些細な事である。
好きでもないモノを食べて太るなど愚の骨頂。
どうせ太るなら好きなモノを食べて太りたい。
私のポリシーである。
……いや、もちろん太らないのが一番だが。
カレーも、辛すぎると「辛い」ではなく「痛い」になるので美味しくご飯が食べられないからイヤなのだ。
ワサビやカラシ、タバスコにラー油、唐辛子(山椒ががりっとしなければ尚良し)、この辺は量も加減できるしベリベリウェルカムだ。
ニンニクや生姜は果たして香辛料といっていいのか迷うが、私の中では漬け物とかで丸ごと食べられたりする事が出来るので「野菜」枠である。
これはちなみに大好きだ。
沢山のお酢は割と弱い。体には良いんだろうけども。
個人の好みなどこんなもんである。
大好きな刺身やお寿司にワサビが無い場合は食べるのを諦める。ワサビを発見した人に感謝したい。
よくアレを下ろして食べたら刺身と合うと気づいたなー。
唐辛子だって、乾燥させたらめっちゃ辛味が出てウマー、とか考えた方がいるからこの世で市民権を得ているのだろうし、人間というのはすごいなといつも思う。
という話をしていたら、とてもハングリーである、とお腹が訴えてくるので、週末だし豪勢にいいお肉でも買って帰ろうかな。




