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ホームページ完成までの道のりは遠い。

 はろーえぶりわん♪

 今日のテーマは『ホームページ作成』だよ!

 ちぇけら~♪

 

 などと陽キャなラッパーの振りをしてスタートしてみたが私は大分夏バテである。

 

 日々湿度も気温も上がるばかりだが、無理をしてコロぞーやら熱中症、別の病気までゲットする場合もあるのでくれぐれも気をつけて頂きたい。

 

 

 

 現代は、もう年寄りでもネットを当たり前のように使いこなせないと生きていけない時代である。

 

 私はまだ年寄り、と言い切るには捨てきれない何かがあるのだが、ぴっちぴちでないのは確かだ。

 

 キーボード入力はブラインドタッチで打てるし速度もSランクだが、趣味でブログだのネットサーフィンをやってたら結果的に実務の役に立っただけの話で、オタク度が上がっただけで別に何か努力した訳でもない。

 

 

 

 そんな私が現在必死になって取り組んでいるものは、ホームページ作りである。

 

 

 そもそも何でホームページを作ろうと思ったのかと言うと、書籍化までした作家の方などが複数垢ban(アカウントを運営会社から削除される事。強制退会)になったのが発端である。

 

 どこの投稿サイトでも当然ながら独自のルールがあり、特に不正なポイント操作や複数アカウントの取得など厳しい対応を取るところも多い。

(余談だがアルファポリスは複数アカウントはオッケーだ。なろうやムーンなどと違い、読者評価ポイントなど即不正に繋がるものがなく、運営会社の計算方法が不明なスコア制度のせいもあるだろうと思われる)

 

 ただ狙って不正をしてる場合でもなく、家族が同じパソコンを使っていてたまたまなろうの登録をしていた、というIPアドレスが同じだから垢banになったとか、大昔に作ったアカウントを忘れて作り直したなどの不正はしてない冤罪コースもある。

 作風が公序良俗に反する場合も当然ある。いわゆるカテゴリーエラーのようなもので、暴力的過ぎるとか性描写が濃厚だとか、ノクターンやムーンライトで解決する案件もあったかも知れない。

 

 冤罪でも強制退会になればそこまでのデータは全部消えるし復活もない。結構えげつない。

 

 不正待ったなしの人が消えるのはどうでもいいが、冤罪コースは避けたい。ただ予測が出来ない。

 

 私は複数アカウントもないし、不正を働いた事もないが、それを判断するのは運営会社側なのである。

 

 2年程度の創作活動でも、ある程度書いた小説の量があり、消えるときっと1から書き直す気力はない。

 

 そこでリスク回避のために複数の投稿サイトでも同じ作品を載せ始めた訳だが、他のサイトでも何が起きるかなんて誰にも分からないのだ。

 

 

 ──こりゃぁ、自分専用のホームページを作るしかあんめぇよ──

 

 

 この流れになるのは自明の理である。

 

 

 ただ、色々なレンタルサーバなど調べてみて分かったが、無料のサイトは概ね「エロNG」である。

 

 なろうで載せている作品はまだいいが、ムーンライトの作品など後ろ足で砂をかけられるのは間違いない。

 通報不可避である。

 

 お金を払えば広告もなく容量も増えエロOKになるものもあるが、金持ちでもない人間は、最初は出来るだけお金は使いたくないのが人情である。

 

 だが、調べた限り1つだけ、【FC2】というところのホームページは無料で使えるのに同人もBLもあるアダルト枠が存在していた。そのうえ広告までないと来た。

 

 

「ここや。ワシの棲みかはここしかないで!」

 

 

 心のオタクが暴走モードになるのは当然で、ハイテンションのままアダルト枠で登録を済ませた。

 

 額の汗を拭い、

 

「ふう。これでワシも一国一城の主や」

 

 と一息つくものの、安心するのはまだ早い。

 

 ここまでは、

 

「コミケ参加のためにスペース借りました」

 

 であり、売り物である私の小説を読んで下さる読者様を出来るだけ多く囲い込むには、自分のスペースをデコらないといけないのだ。

 

 html何それ美味しいのという理系な文字がずらずら並ぶものを何とかしていじり倒し、よそ様のやっているサイトのように綺麗な形にしなくてはならない。

 

 ぶっちゃけこういうのが超苦手な人間なので、最低限の知識だけでも仕入れないとアカン、とネットで


「らくらくホームページ作成」

 

 やら

 

「簡単!これでアナタもホームページが作れる!」

 

 などというハウツー記事を不用意に覗きにいってしまい、鼻とか耳からエクトプラズムがだだもれになり、危うく簡単に息の根を止められそうになったが、私の数少ない長所は【好きな事をするための努力は惜しまない】事である。

 

 こんな所で殺られる訳にはいかないのだ。

 

 

 今はCSSという名前の、ある程度ホームページの枠組みが出来ていて、そこに文字を入れ込めば勝手にコードをくっつけてくれて見映えよく完成するようなものがあると書いてある。

 

 よっしゃこれや!ワシはこれでええんやで!とテンプレートを選んで文字をポチポチ入れてみるが、ここから色を変えるとか文字サイズを変える、画像を入れるというのはどうすればいいのだろうか……と考えてまた耳からぽわりとエクトプラズムが出てくる。

 

 改行というのはこの〈/br〉入れたらいいのかちら。

 color♯30211って何色の事なの欲しい色のコードどこやし。

 

 ……ぽわり。

 

 

 耳栓鼻栓を駆使して頑張っているがなかなか進まない。1ヶ月2ヶ月はかかりそうである。

 小説データの移動もどれだけかかるのかのぅ、と思うと気が遠くなる。

 

 

 だが城を築きさえすれば、うっかり訪れて読者様になってブクマに入れて貰えるという栄誉を賜る場合もあるし、気に入ってくれる人しか訪れなくなる可能性も高いので、メンタル的にもかなり楽である。

 

 

 無事に城が完成した暁には、新居自慢の友人レベルでアピールするので、是非とも1度訪問頂ければと思う。

 

 

 へんじがない。

 ただのしかばねのようだ。

 

 

 となっている可能性もあるが、その時は傷が癒えるまで放置してもらえると有り難い。

 いずれ復活する。

 

  

 

 

ブクマ、評価ありがとうございます。

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