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創作活動。

 ちょっと連載中の作品にどうしても手をつける気にならない気分の日というのがあって、『熟成』という便利な言葉で台詞が降りてくるのを待っている間にエッセイの方を連投してみよう。

 


  何故なら文字を書いてないと、使ってない手でスマホを操作して漫画や小説をサルのように延々と読み耽るダメ人間なので、何かしら書いておかないと益々書けなくなるのだ。ウホウホ。

 

 己を知るというのは大事である。

 

 

 今回のテーマは何にしようかな。

 

 よし、【創作活動】にしてみよう。

 

 


 他の方の創作スタイルは分からないのだが、私は複数の作品の同時連載が可能である。

 

 といってもせいぜい3本位が限界だが。

 

 これは話がごっちゃになるからではなく、登場人物がごっちゃになるからである。

 

 

 異世界転移・転生がここ数年マイブームなのだが、登場する横文字の名前がとにかく多い。

 

 主人公が日本人でもほぼカタカナ表記である。

 最初の数回しか日本語名が出ない事など当たり前だ。

 

 そして現実世界で仕事仲間の名字ですら人数が多過ぎて忘れる私には、主役や準主役以外の10、20を超えるカタカナ表記の名前などすぐ忘れる。

 

 誰とも被らない、全く似てない名前などしょっちゅう思いつける訳がない。下手したら別の作家様のヒロインだったりヒーローの名前になってたりするのでそっちも油断が出来ない。

 

 だから名前を思いついたらすぐググって調べる。

 日本人の名前もカタカナ名称もだ。

 

 あからさまにメジャーな作品がヒットした時には変更したりする。タイトルもだ。

 

 先人の築き上げたキャラを私が崩したらあかん+パクったとか言われたくない為の事前の地雷撤去だ。

 

 

 これは私だけかも知れないが、長い年月で何千、いや万を超えるような本を読み漁る人間でも、流石に登場人物の名前を全て覚えてはいられない。

 

 だが書き終わるまでは忘れるとえらい事になる。

 

 

 私のプロットはメモアプリに入れているのだが、ざっくりとした話の流れが長くても20~30行で、そこから下は全部キャラの名前や性格、行動パターンなどの基本設定が書き込まれている。

 

 それも、必要かこのデータ? という1度も小説の中では使われないままの細かい掘り下げもある。

 

 

 例えば【土偶】のヒロインであるリーシャなどは、薄い本作家でBL漫画も書いてるが、作品名リストとその作品のあらすじもずらずらっと書いてある。

 子供のときのやらかしなんかも書いてる。

 

 実際に作品に反映させたのはまだ3割位で他は余り使う予定がない。

 

 効率が悪いことこの上ないのだが、私は基本的に自分の小説に出てくるキャラには自分を納得させるだけの人間性をくっつける。

 

 長編にする場合は特にだが、それをしないと思うように動いてくれないのだ。

 自分も感情移入がしにくいので話が進まない。

 

 なので私がプロットと呼ぶのはほぼ8割はキャラ設定である。

 

 

 【土偶】などのあらすじを見ると、

 ●美醜逆転

 ●釣り

 ●BL作家の腐女子の転生(糸目の土偶顔、超美人)

 ●BLに目覚めた有能なメイド

 ●オッサンと筋肉

 転生女子が不憫なオッサンに惚れて色々あって幸せにする。

 

 位しか書いてない(笑)

 しかしよくこれで250話近くも書けたな自分。

 

 これが粘土細工する前の針金みたいなもので、こっからペタペタと肉付けするのだ。

 

「どこで出会う」

「どんなイベントを起こす」

「笑いを取りたいところとシリアスなところのメリハリをつけるにはヒーロー視点が絶対にいるだろう」

 

 などなどを、大概は書きながら脳内で考えていく。

 

 きっとこの方式はかなりマイノリティだと思う。

 

 それとミステリーや世界観の壮大なファンタジーなどには向いてない。

 

 その他計算され尽くしたストーリーが必要なモノには、私のようなキャラ特化した作り込みだけでは到底太刀打ち出来ない。

 

 いやまあ元から勝負をするつもりもないけども。

 

 

 

 なにしろ小説を書き始めてまだ2年だ。

 

 まだまだ暗中模索の状態なので、これから創作方法も変わるかも知れない。

 

 

 だけどね、文章力って書いてないと本当に能力が劣化するんだわ。

 

 学校行ってる時なんかは、読書感想文とか国語のテスト、論文等、自然に鍛えられる機会って割とあると思うんだけど、社会に出ると職種によっては全く使わないし、鍛えられる機会が激減する。

 

 自分でやらないと劣化する一方なのだよ。

 

 特に私のようにギリ生活するだけの社会性は辛うじてあるコミュ障のヒッキーは劣化するスピードが早い。

 

 そりゃ劣化もするわ、家に居てネット見たり小説書いたり、1日中誰とも話をしない休日を過ごすのが大好きなんだから。

 

 

 余談は置いといて文章力の話に戻るが、事務的なデスクワークの人でもせいぜいパワーポイントとかでプレゼンの資料を作る位とか、エクセルやワードで社内文書作成止まりだろうか。

 

 それも参考資料を元にするものであって、1から自分で内容も言い回しも考えてってそうはない気がする。

 

 昨今では手紙を書くなんて面倒臭くてやんない人も多いだろう。私も暫く書いてない。

 

 昔は漫画雑誌とかに、文通コーナーみたいな住所も名前もオープンに書いてあるような、今考えると恐ろしい個人情報保護の欠片もない欄外スペースがあった。

 

 でも今はそんなことしたらどっからストーカーや性犯罪予備軍が現れるか分からないもんね。

 

 住所も名前も晒してなくても特定される事もあるのに自殺行為だわ。

 

 いやー、平和だったねえ、うんうん。

 

 

 

 ラインとかで「りょ」とか「おつ」とか絵文字とかスタンプで大抵のやり取りって出来ちゃうんだけど、咄嗟に丁寧な言い回しが出て来なくなったりする事がある。

 

 料理だって暫くやらないと手際も悪くなって味つけとか下手になってたりする。


 バンド活動でベースを弾いていた若い頃の私も、今はろくにコードも思い出せない。

 海の藻屑となったベーシストの指に黙祷。

 

 

 ま、結局は『継続は力なり』なんだろう。

 

 

 私の経年劣化が進んだ可能性も多分にあるのだが、「考える」ことや「続ける」作業は、時には疲れるけど悪い事じゃない。

 

 今、私が続けたくて考えたいのは絵を描くのと文章を書くこと位だ。もう死ぬまでは消えないなーきっと。

 

 

 ミニチュア作りが好きな人やハンドメイドが好きな人、絵を描くのが好きな人、私のように小説を書くのが好きな人など創作活動に勤しむ方が、出来る限り好きでい続けられるような環境と状況であって欲しい。

 

 創作って、本当に楽しいよね。

 

 

 

 日本語は世界で一番美しい言語だと思っている。

 1つの物事を表現する言い回しも無数にある。

 

 使う人によって表現が変わるのも面白い。

 

 

 私は日本人で良かったなーと思う。

 

 表現が良くも悪くも多彩すぎて、恐らく外国人だったら、この表現の豊かさに言語習得を諦めていた。

 

 

 ほんと母国語で良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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