好きな場所。
皆さんも誰でもすんごい好きな物というのは1つ以上はあるだろう。
好きな食べ物の話は次の機会にするとして、私の好きな場所の話をしたい。
私の防御力がほぼ0になるので、好きなんだけどどうしても用事がある時しか出入りしたくない場所がある。
家電量販店と本屋と文具店である。
一度足を踏み入れると、時間の妖精さんが私の貴重な時間を1時間単位でゴッソリ奪っていく。
家電量販店は、日本の技術の粋を見せつけられるようなクオリティの高い魅惑の品々が、これでもかと言うほど私の心臓をわしづかみにしてくる。
携帯端末からアクセサリ、冷蔵庫や炊飯器、乾燥機付きの洗濯機など魅了の魔法をかけてくるモンスターが大量に襲ってくるのだ。
心を強く持ってないと、すぐにざばばばーっと諭吉くんやら英世くんやらと今生の別れをさせられてしまう魔のダンジョンである。
本屋も文具店も同様である。
大体お絵描きと読書が何よりも好きと言ってる人間なのだ。もう楽園でしかない。
正直ホストクラブで綺麗な兄ちゃん見てるより心ときめく。貢げる。
そして東京には大規模店舗が腐るほどある。魔界都市だ。なんて恐ろしい町だろうか。
だからといってワザワザ引っ越したいとは思わないところが自分らしい。まあ別に田舎がある訳でもないし、仕事は東京の方がしやすい。
結局は『まんじゅう怖い』みたいなもんなのだろう。
ペットショップなんかも子犬や子猫に魂が根こそぎ持っていかれそうになるが、物理的に飼えないのが分かっているのでセーフティーゾーンである。
別に鳥や爬虫類も可愛い子もいるが飼おうとまでは思わない。
幸いな事に、ブランド品や貴金属などには1ミクロンも興味がないので、ウン万とかウン十万という誘惑がある若い女性に比べたら全然楽なんだとは思う。
でも、あてくしもブランド品のおねだりとか1回ぐらいはやってみたかったのよ。
「なーなーダーリン、さねる買うてさねるー」
「びっとんの財布欲しいわー♪プレゼントしてーな」
とか。
でもいらないんだよな別に。
貰って嬉しくもないモノにお金をかけてもらいたいほど私は極悪ではない。
んー、ブランド品で唯一嬉しかったものは、姉たまがくれたランコムのトレゾアというオードパルファンだけだな。
上品なアプリコットみたいなフルーティーな甘めの良い香りで、アレだけは今でも好きだ。
『土偶』の最新話を書いてて寝落ちした時に、大部分がスマホの画面を押しっぱなしの指のせいで削除されてもうて、耳や鼻からだいぶ魂が抜け出たが、今夜中に再度書き終わって上げられるといいなー(泣)