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SNSには想像力が必要だ。

 今日のテーマは【SNS】である。

 

 ソーシャルネットワーキングサービス、FacebookやTwitterなど、自分で会員登録して自ら発信したりするサービスだと思えば概ね間違いはないと思う。

 

 ざっくりしすぎていて私にはYouTubeや一般のブログはどうなんだとかいうグレーゾーンがあったりするのだが、基本『深く掘り下げないで生きていけるならそのままでええやろ』のスタンスなので、特に困らない。

 そんな感じのもの、というファジーな捉え方で問題はない。

 

 

 SNSを活用するようになってかなり経つが、最近の子供たち(10代20代までは私にとっちゃ子供みたいなものだが)は、想像力がない子が多いように思う。

 

「こういう事をしたらこうなるだろう」

「こう言ったらどうなるか」

 

 という想像をする事なく、無作為にノリとその場の感情と勢いで発信するので、乾いた小枝のように着火してよく燃え上がっている方も割と多い。

 

 

 例えばバイト先で冷蔵庫に入ったりシンクで半裸で水に浸かるみたいな写真をアップするとか、食事をしに行った店で醤油さしを鼻に突っ込んだ写真をアップするような行為、自分の意見が絶対正義であるという根拠のない自信で人を貶める発言を繰り返すなどであろうか。

 

 正直数え上げたらキリがない。

 

 

 私は精神的ヒッキーでありオタクでもある。

 

 当然ながら聖人君子でもない訳だが、少なくとも上記のような事をすれば、速攻で身バレして個人情報なんぞ家族の事情から本人の交遊関係、よく買いにいくショップから飼ってるペットの名前まで拡散され放題になり、家族友人に迷惑がかかる上にバイト先やディスった相手から損害賠償訴訟を起こされ、ほぼ確実に負けて経済的にも精神的にも大ダメージが起こりうるであろう事は容易に想像がつくのだが、想像力のない人というのはきっとそこの判断力が0メートル地帯なのだと思う。

 

 個人情報保護法というのがあるからと安心するのは甘い。

 

 実名や家族情報晒した人をプライバシーの侵害で訴える事は出来るかも知れないが、いくらそれで勝ったところで、1度晒された情報はあっという間に何十万、下手すれば何百万という人の目に晒され、ネットの海で広がった情報はほぼ消えることはないのだ。

 

 表面上は消えたように見えてもちょろっと検索すればすぐ出てくる。Google先生を舐めてはいけない。

 

 晒す人間も拡散する人間も自分なりの正義感を持ってたりするのがまたたちが悪いんだけれどもね。

 

 晒し担当の方も、自分が訴えられる可能性もあるので、刺し違える覚悟があるかといっぺん心に聞いとくべきである。大概は「そこまでするほどコイツに愛はない」と思うハズだから。

 


 まあ上記のような事を「ウケると思って」という概念で発信したのであれば、笑いのセンスが著しく低いしコメディアンの才能は皆無だと自覚した方がいい。

 

 別に受け狙いで何かをする事が悪いとは思わないし、勝手にやればいいとは思う。

 

 ただ、それが一般的に面白いと言えるのか、そこに道徳的・倫理観的に問題ないのか、犯罪的要素はないのか、これを晒すことで自分に(身内にも)負の要素はないのかぐらいは最低限想像してからにした方が、自分の身の為だろうなーと老婆心ながら忠告しよう。

 

 最近では【匿名性】などというのは簡単にこじ開けられる人たちがネットには山のようにいるのだから。

 

 

 表現の自由というのはもちろん大事だ。

 

 

 人に迷惑がかからないのであれば好きにやればいいと思う。でも、何かあれば自分にも利息がついて返ってくるので、くれぐれも想像力だけは鍛えておくようお勧めする。

 

 ちょっとイラッとしたら、冷静になるため犬か猫の写真をアップしておけば承認欲求が満たされるほどのイイネは貰えると覚えておくといいかもしれない。

 

 

 


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