【オタク】とは世界で一番安全な生き物。
GWも楽しくえへらえへら引きこもっている内に終わってしまい、体がすぐに動きを止めるナマケモノへと進化を遂げたばかりなのに、無情にも仕事は始まり早や1週間。
「もうあてくし箸より重いものは持てないの。
セバスチャンを呼んでセバスチャンを!」
とセレブな台詞をほざいていたハズなのだが、木、金働いて月曜になったら既に、
「へえお役人様、こちらの書類をチェックすれば宜しいので?そりゃもう喜んで、へいへい」
という元の筋金入りの庶民にクラスチェンジしていた。短いセレブ生活であった。
まあこんな生活を1年もやったら間違いなく「あ、あ、あ、」ですべての意思疎通をしているカオナシ的な生き物になるだろうし、その前にいつの間にかお金が消えるブラックホールに飲み込まれ、アパートは追い出され、世界の大地がマイベッドという自業自得なホームレス人生が幕を上げるのは明らかなので、小説を書く環境を確保するためには働くしかない。
渡る世間はオーガばっかりである。
いや仕事があるだけ天国だ。神に感謝しよう。
しかし、ここ数日の暑さをみると、夏が近いという更なるエネミーが潜んでいる。
着込めば何とかなる冬と違って、お巡りさんが飛んで来るまで脱いでも暑さはしのげない。食欲も失せる。
マッチョだったりスタイルのいい若い女子であれば投げ銭もあるかも知れないが、世界一みたくないランキング上位を欲しいままにしている不健康なヒッキーのマッパでは、投げられるのは石かゴミだけだろう。
マッパでワッパというのはラッパーだったら韻を踏んでると喜ぶところだが、オタク生活を送るコミュ障の私には命の危険である。
私にとって本(ネット小説やマンガ含む)と言うのは生命維持装置と同義語である。
読むのも書くのも、なければ生きていけない。
だからこそ捕まったりして楽しいオタク生活が失われるのはまっぴらなので、犯罪には一切関わらないし真っ当に生きている。
まあ休みの日にはほぼ引きこもってマンガや小説を読み漁ったり書いている人間に真っ当にもクソもないのだが、一見真面目そうに見えて電車で痴漢や盗撮してたり、うるさいからと刃物でお隣さんを刺し殺したりするフットワークと倫理観が軽やかな人もいるのだ。
理由が【オタ生活が失われるから】という情けないものであっても、それがストッパーになって犯罪への抑止力になるのであれば万々歳だろう。
さあ今週も楽しくステイホームだ。
ブクマ、評価ありがとうございます。




