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酒とタバコ。

 人間にはそれぞれ「趣味嗜好」という深くて狭い川が流れていたりする。

 

 趣味嗜好といっても、僕は縛るのが好きとかかさぶたはどうしても剥きたくなるとか性癖に突き刺さる漫画や小説に出会うと財布の紐がおじーちゃんのパンツ位ゆるゆるになるとかそういう話ではなく、いやまあそれも趣味嗜好なのだが、もっとライトな方で酒やタバコの話である。

 

 

 私は喫煙者である。一時止めていたのだが、ふとした拍子に元に戻ってしまった。

 

 女性で喫煙者であるというのはなかなか肩身が狭いのだが、私の場合はタバコがガス抜きとなって少しストレスが緩和されるので、今のところ止める予定はない。

 

 本当は止めたいとは思うが、何しろ人付き合いが苦手な小心者でぼっちのコミュ障というのは、誰かが近くにいる時に沈黙が辛くなったりする。

 タバコがあると間が持つし、無言でもあータバコ吸ってるもんねで何とかなる。


  

 主に仕事でのランチも1人でいる方が落ち着くし、チマチマと小説を書いたりするのも便利である。

 

 もちろん、友達と好きな話をしてる時はいいのだが、それも長時間だとなかなかヘビーなのだ。

 

 なまじっか外面だけはいいもんだから、話題を作ろうと頑張ったりするのでどっと疲労が来るのである。

 

 別に人間嫌いという訳ではなく、むしろ好きな方だと思うのだが、少し離れて眺めていたいタイプだ。

 

 自分のパーソナルスペースに踏み込まれたくないし、本音を言えばミリも興味がない話に付き合う時間が惜しい。

 

 そんなに親しくもない人のジャニーズ話とか最近付き合い出した恋人の話とか夫婦問題など別に興味がない。

 

 私のような小説とお絵描き位しかほぼ興味の沸かないオタクにそんなマトモな話をぶっこんでも無駄だ。「ああそうなんだ」というリアクションしか取れないに決まっているではないか。

 

 だから私はタバコ行ってくると逃げるのである。

 

 

 

 しかし、喫煙者が迫害されるのはまあ健康被害もあるし致し方ないと思うが、そもそもなんでそんな健康に宜しくないタバコをやたらと高い税金吹っ掛けて国は売る事を認めているのだろう。

 

 もちろん税収だろう。

 

 だがそれなら何故どんどん吸えるところを減らして行くのか。タバコを止める人が増えれば税収も減るし、タバコ会社は業績が傾いてしまう。

 今だってタバコの値段が上がりすぎて止める人も多いと言うのに。

 

 それなら酒はどうなんだと言いたい。

 

 私は酒は飲めるが家では飲まないし、せいぜい飲み会で飲む程度で数ヵ月に1度あるかないかレベルだ。

 泥酔するまで飲んだくれた事もない。

 

 酒も趣味嗜好の類いである。

 

 だけどタバコを吸っても人殺しはしないが、酒に酔って飲酒運転やひき逃げする人間はいるし、ケンカに家庭内暴力、態度がでかくなって人に絡む、酒が醒めたら覚えてないという事を平気でのたまう輩は多い。法で規制されてない分、クスリの中毒よりたちが悪い人も多々いるのだ。

 

 先日も酔っ払って妻を殴って殺してしまった夫が捕まったというニュースもあったが、酒に飲まれる人ほど止められない気がする。リミッターが外れやすい。

 そして取り返しのつかない事を起こしたりする。

 

 むしろ酒に飲まれる人間の方がよほど害ではないかと個人的には思っている。

 

 

 だから喫煙者が上だとか言うつもりは毛頭ない。

 

 自分自身も歩きタバコをしてる男性の灰が目に飛んで来てすんごく痛い思いをした事もあるし、路上で自分の吸い殻を放置したままのアホなサラリーマンとかも見てるので、マナーがひどい奴らも沢山いる。

 

 ただ、酒もタバコもモラルやマナーを意識している人間もいるので、ひとくくりにしないで頂けると有り難い。

 

 

 

 


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