小説とマンガ。
さて。
そんなこんなで私のネット小説の好みの話であるが。
自分がコメディー派閥の人間なので、基本コメディー路線の物をよく読む。
これはなろうでもムーンライトでも変わらない。
ただ、表現が難しいのだが、ただギャグに持って行くとかでなく、言葉遊びが上手な作家さんが好きだ。
シリアスな話を書いていても文章に軽さを乗せられるとか、表現の仕方が独特で面白いとか、あー、上手いなあ、などと思いつつ読んでしまう訳だ。
日本語という、(個人的見解では)世界一表現力の豊かな美しい言語を使いこなしてる文章を見ると、心底羨ましいと思う。
そもそも、私は本に対しては時代物とミステリーをこよなく愛する人間で、尊敬してやまないのは池波正太郎先生と島田荘司先生という、ややラノベ向きではない傾向の蔵書を抱えているような人間だ。
数千冊あった書物を引っ越しに伴い数年前とうとう大多数を処分したが、どうしてもこの御二方だけは処分出来なかった。
池波先生はもう亡くなられてるので、万が一処分してしまったら再版がないかも知れないと思うと恐ろしくて無理だった。
島田先生は、御手洗潔のシリーズが好きで好きでしょうがなくて、これも処分は出来なかった。
まあ小学生の頃からお小遣いを全部漫画と小説に使ってしまい、親から怒られるというのを繰り返していた活字+マンガ中毒人間なので、正直他の本も愛着てんこ盛りなのだが、本はとにかく重いしかさばる。
もう10代20代のような無尽蔵の体力がある訳ではないので、持ち運べるよう数を減らして厳選するしかなかったのである。
それに比べると、ラノベは楽だ。
スマホさえあればいい。
ん?これは電子書籍も同じか。タブレットがあれば何千冊の蔵書も可能だしな。
でも私は紙の書籍も好きなんだよ、うん。
ただ、私は小説も全てスマホで書いているが、これだけはパソコンで書きたいなと思う。長い文章を打つのにこれだけ向いてない端末もないだろう。
皆さんもやってみると分かるが、長文をスマホで打つと、目も指もすんごい疲れるのだ(笑)
これはトシのせいなのだろうか。
………(´ω`)
まあいい。もう徹夜も出来ないカラダさ。
いのちだいじに。
そして私のもうひとつの趣味であるお絵描き。
かなり昔になるが、仕事でグラフィックデザイナーとイラストレーターをしていたのだが、仕事としてやるには苦手な依頼が多かったので、数年でスッパリこれで食っていくのは諦めた。
絵を描くのが嫌いになりそうだったからだ。
一番は才能もなかったんだと思う。
私はそういうところは冷静である。
「誰かがきっと認めてくれる」
などという甘い期待は抱かない。
だから、趣味で楽しく描ける方を選んだ。ええやん、描くの好きなんだからそれだけで。
この情熱を生活できるレベルに気合いと努力で引き上げられる人が、漫画家だったりイラストレーターとして成功できるのだろうと思われる。まあ大切なのは勿論それだけではないだろうが。
ニュートラルなままの私はそれが無理だっただけだ。
漫画家さんて、本当に大変な仕事だよなあと思う。
何時間もかけた1頁が数秒から数十秒で読者に消費されるのだ。
燃費が悪いこと悪いこと。
それでも、好きな話は何度でも読み返せるし、同じところで分かってても笑ったり泣けたりする。キャラクターに萌える。
日本のマンガ、すごい文化である。
私は本当に日本で生まれて幸せだ。