メンツユは和食界の黒船である。
私はご飯が好きだ。米食を1日一度は食べないと落ち着かない。
麺もいい、パンも悪くない。
でも私は白い米が一番好きなのである。
するってえとご飯と何の組合せが好きかという事になる。
基本ゲテモノ以外はあまり好き嫌いはない方だが、やはり和食が一番多い。
肉じゃが、里芋の煮物、キンピラに厚焼き玉子。煮魚、刺身に焼きたらこ。鍋物なんかもこれからは多くなる。
日本人最高。日本食最高。
ご飯に合うおかずは多彩である。
しかしここ数年、私がすぐリピートしてしまうのはとろろである。
短冊に切ってワサビ醤油で食べるのもいいが、私の言ってるとろろはあのとろりーん、とご飯にかけて食べる方のとろろである。
私はとろろを摺ったあと、醤油ではなくメンツユで味付けをする。サッパリ食べたい時にはポン酢を使うのも美味しい。
ただ私の好きなとろろはワサビを効かせた醤油に浸けたマグロのぶつ切りや、粗く切ったホタテ、イカや小柱などをぶちこむ。もみのりなんかを入れるのもいい。
山かけ、などと言うささやかな雰囲気ではない。文字通り、刺身が舞い踊るとろろである。
これをご飯にかけて食べると幾らでも食べられる。夏バテにはネバネバしたものがいいと言われてたまに食べた人もいると思うが、私は週に一度はとろろご飯を食べている気がする。
ほぼ年中週1ペースである。
好きにも限度があるだろうと自分でも思うが止められない。
一回では食べきれない量になることもあるので、翌日も食べる。幸せである。
ちょっと口の周りが痒くなったりもするがご愛嬌である。
ホンジャマカの石塚英彦さんが、
「カレーは飲み物である」
という事をテレビで以前言っていたが、私にとっては「とろろは飲み物である」とでもいったところだろうか。
いや飲まないけど。
自分がなんでこんなにとろろに愛を注いでいるのか分からないが、大好きな刺身も食べられて一石二鳥だからかも知れない。
日本のお米農家さんありがとうございます。
美味しいお米を食べるために、私はこれからも頑張って働きます(‐人‐)
………時々ラーメンとかパスタやグラタン、うどんやパンも食べるけど、そこは許してもらおう。本命は白米である。
何故だろう。浮気男の言い訳のような感じになってしまったがまぁいい。
食べ物や料理の話を書いてると、「料理上手」のような印象を持つ方もおられると思うが、ごくごく普通である。
自分が好きなモノを作るのに特化してるだけで、後は人並みの料理が作れる程度である。
料理は苦手、という女性もいるかも知れないが、なあに最近は調理の工程をとっても楽にしやすくなってるのだ。
和食などは大抵メンツユがあればどうにでもなる。
少し薄めて好みの甘さの砂糖と酒とチューブの生姜をフィーリングで入れてしまえば、それをベースにして美味しい魚の煮付けが出来るし、単純に砂糖だけ放り込めば肉じゃがや里芋の煮っころがしなんか失敗もしない。
メンツユにはカツオや昆布の出汁まで親切丁寧に入っているのである。美味くならない訳がないではないか。
(ちなみにヤマ●の昆●つゆは私の一番の好みだ。メンツユ界の最高傑作だと思っている)
手間も掛からず美味しく出来る。
その上手作りなので、旦那様やお子様、恋人に作るのにワンチャン料理上手と思ってもらえる可能性もある。
今時は女性も共働きでクタクタなのに、ご飯は主に女性の役目みたいになってる事が多い世の中た。
出来合いの惣菜ばっかりでは飽きるし、やったことない人は1品2品作って見ればいい。本当にとっても簡単だ。
無駄に時間をかけるのは、貴重な自分の自由時間を削るのと同義である。
人生できる限りゆるく楽に生きて行きたい私が自信を持って薦めるイージーモードへの道、騙されたと思って是非お試しを。




