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幕間・聖女の覚悟
長らくお待たせしました。ちょっと短め、ご容赦ください‼︎
後、諸事情により執筆が遅れます‼︎ご了承下さい‼︎
国王から届いた書簡を見て、彼女は真剣な眼差しをした。
そこに書いてあるのはシンプルな内容。
『重大な話がある。聖女殿に拝謁願いたい』
ただ、それだけ。
だが、それだけで彼女には充分だった。
「リオナ、紙とペンを」
「はい、聖女様」
側に控えていた深緑のセミロングの白い聖職者の服に身を包んだ女性が、紙とペンを差し出す。
彼女はそれを受け取り、直ぐに返事を書き始めた。
以前から感じていた予感はどんどん大きくなり、もう少しで全貌が明らかになるのだろう。
(そのために……わたくしに出来ることがあるのなら……)
彼女はそう、決意していた。