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妹×恋?いも×コイ!!  作者: AKagi
1章:妹って皆こんなのですか?
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家庭事情と朝ごはん

ウチは――真城家は、実質2人暮らしだ。


両親はいる。しかし、親父もお袋も、今は海外に在住している。


い、いや、別にすさんだ家族関係とかじゃないから!


何故なのかというと、親父が美術品を扱う仕事をしているからだ。


世界中の美術品、発掘品の鑑定、修復をしていて、その手の業界では名の知れた存在らしい。

そしてお袋は、そんなこんなで世界中を飛び回る親父についていって、親父の家事手伝いをしている。


(会社がお袋の分まで負担してくれているので、親父は頭が上がらない)

というわけで、今この家には俺と梨香の2人だけだ。


「――兄さん、朝ごはんが出来ました♪」


「あ、ああ、ありがとう」


「どうしたんですか?」


「いや、親父たちのことを考えてた」


「今年は3か月前に1度帰って来たので、次に帰ってくるのはまだ先でしょう」


「そうだな」


「まぁ良いじゃないですか。それより私の作った朝ごはん食べて下さいよ~」


「わかったわかった。いただきます」


「美味しいですか?」


「うん、すごい美味しいよ。梨香は将来きっといい嫁さんになるな」


「まぁ兄さんったら、私をお嫁さんにしたいだなんて♪」


「そこまでは言ってないが……」


「私はいつでも受け入れる準備は出来ていますよ?」


「何を受け入れる準備なのか全く見当もつかないんだが」


「それはもちろん、兄さんの兄さん……」


「止めろ、どうとっても卑猥な意味にしか聞こえない」


「ちなみに今すぐでも大丈夫ですが」


「何で大丈夫になってるんだよ!」


発情期の犬か、お前は。


などとやり取りしている間に、朝ごはんも食べ終わった。


「ご馳走さま。早くしないと学校に遅れるぞ?」


「そうですね。では続きはまた夜にでも……」

「やらないからな!?」


ヤバい、マジで遅れそうだ。

俺と梨香は身支度も程々に家を出るのだった。


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