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妹×恋?いも×コイ!!  作者: AKagi
2章:ツンデレとブラコンと。
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買い物とツンデレ? 3

電車の車内は、結構混んでいた。


「……まぁ、休日だから仕方ねぇか」


「うん……席に座れないわね」


「俺たちまだ若いし、大丈夫だろ」


「うん……でも、その……」


あたふたと、何かを探す加那。


「? ……どうしたんだ?」


「えっと……その……」


急に腕を捕まれた。


「つっ、つり革が届かなくてっ……!」


「……あぁ――」


「な、何よ! そんな哀れんだ目で見ないで!!」


「いや、そんなつもりは」


「どうせ『胸も身体もちっちゃいのか』なんて思ってるんでしょ!! そうですよ~私には魅力がありませんよ~だ!」


「いや、別に胸で魅力が決まる訳じゃないと思うぞ」


「……え、そうなの?」


「あぁ……世界には貧乳で幼児体型が好きなジェントルマンも……」


「そいつ絶対ロリコンでしょ!?」


「よくわかったな。まぁ逆に言えば結構魅力的であるということだ」


「……健は……」


「……?」


「健は、ど、どうなのよ! 私のこと、どう思う……?」


お、俺か? ……


「……うん、加那は結構スタイル良いから男子受けすると思うよ?」


「違っ……男子の視点じゃないの! 健自身はどう思うの?」


「俺? ……嫌いだったらこうして一緒に買い物行かんだろ……」


「んにゃ!? ……ふ、ふーん! そうなんだ!」


顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。

しかし、加那の口元がニヤけていたのは俺の気のせいだろうか――


電車に揺られながら、そんなことを考える俺だった。

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