【日常の変化】
今月も至福の時間を味わえた♡
この時間 1番心が満たされて、ゾクゾクして濡れちゃう。
来月はあの子だね…。次もすごく興奮できるよね?
私だけがいつまでも傍にいてあげるからね♡
雄太「あぁ~ 俺も彼女ほしーい。どうやったらできんだよ~。」
ニュース)昨日、○○公園で男性の遺体が発見されました。
後ろから刺殺されたとの報告が上がっており、
犯人はまだ見つかっていないとのことです。
雄太「最近、このタイプニュース多いなぁ~。
全く物騒な世の中になって怖いな~。」
俺の名前は矢沢雄太。
彼女歴=年齢の22歳。別にモブってわけじゃなくて、
コミュ障なだけ。ただ、この年齢だからねー。
女性に飢えてるってわけ。
プルルルル… (携帯が鳴る:ディスプレイには「風間」の文字)
雄太「もしもし~俺だけど。。。」
風間「新手のおれおれ詐欺か! 雄太ぁ~お前今日オフか?
ちょっと聞いてほしいことがあってよ。
一杯付き合ってくんない?」
雄太「なんで電話を受けた側が詐欺側なんだよ。
またぁ~どうせ彼女と喧嘩でもしたんじゃないのか?」
修「えっ!なぜそれを…。まさかニュータイプなのか!!」
雄太「俺はガンダムじゃないから!お前の相談はいつものことじゃなんか。
別にいいよ? どうせ俺は独身で暇だしね~」
そんな話をする中で 修とは19時から飲むことになった。
修とは幼稚園から今の大学までなぜかずっと俺の隣にいる親友?
悪友? どっちかわからないけど、一つ言えるのは互いがなんでも話せるそんな唯一
心許される友達ってところかな。
俺は進学を修は就職を選んで、今は初めてそれぞれ別のフィールドで頑張ってるってわけ。
-そして 19時少し過ぎたころ-
指定の居酒屋につく。{ガラガラガラ} 店主
店内はサラリーマンやカップル様々なお客の声で響いている。
とそこにいたのは修だけではなかった。
修「雄太― こっち!こっち!」
雄太「すまん。ちょっと遅れた。でそっちの人は?」
修「あっ!すまん。こいつは俺の会社の同僚でな。
連れてくるつもりはなかったんだけど、
そこでばったりとあって、ついてきちまったんだ。」
その説明の間、修の横でこちらに愛想を振る同僚に対し、こちらも首をかしげて、相槌を返す。
吉田「吉田 秋といいます。よろしくっす。」
軽い挨拶をかわしつつ、色々なことを話し、修の相談事へと話が切り替わる。
修「それで電話で言っていた相談なんだけど…。 彼女の事をおろそかにはしてないはず…なんだけど、
ここ最近、一切男女の関係がなくてな。それどころか手をつなぐことすら 拒むんだよ。」
雄太「浮気?とかそういった疑いを持っていると?」
修「うーん。わからないんだよ。浮気をする際にでる不審な行動も 特に気になる点もないんだよ…。
だからこそ、俺の中でも❔でな。」
そんな話をしていると同僚の吉田さんが口を開く。
吉田「ここの豆腐うまいっすね。先輩たち。」
話題とは全く関係のない言葉に2人で吉田さんを見る。
吉田「ん?どうしたんっすか? そんなまじまじ見て?
ただ、先輩の心配も 正直、一定の理解は分かりますけど、 話聞く限り 浮気の気配もない。
いつからか体に触れることがなくなった。ただ、普段愛情は感じるってことっすよね。」
豆腐がうまい!って言葉からは真逆な真剣な面持ちで本題の本質について話し始める。吉田
吉田「他人と他人が好きってだけで傍にいる。
結局は【信じるか/信じないか】しか できることはないんじゃないっすか?」
その間もうまいうまいと食べ進めていく。
俺は心の中で一つの言葉が浮かぶ
雄太(行動と言葉が合致しない違和感がはんぱねぇ…この人。)
修「信じるか/信じないか…。そうだよな…。」
吉田「そうっす。自分もその人が好きで信じられるなら、黙って見てあげればいい。
逆に信じられないなら、その時は、別れるしか答えなんてないんですよ。」
恋愛の本質をしっかりついてくる。その間も枝豆を掃除機で吸うかのように口に運ぶ吉田
修「お前…何歳だっけ?」
吉田「20歳っすよ?」
俺と修は目を合わせてはっきりと同じことを思った。
(お前…恋愛のなにを知っていってんだよ…
ただ、言っていることはその通り過ぎて何も言い返すことができないよな…)
吉田「聞いてくださいよ先輩達。俺、3か月前に彼女できたんですよ。」
俺は心の中でさみしい気持ちになった。
(俺は彼女いない歴=年齢なのに…親友は彼女がいて、修の後輩君も彼女ができて いないのは俺だけ。
神様理不尽すぎんだろー!!どうなってんだよー。 俺にも彼女という大切な存在を下さいよ(泣)
俺は一人、心が騒がしくなっている中、俺を置き去りに彼女持ちの二人は会話に花を咲かせていた。
修「そうだったんだな。だかか仕事でも責任感が増して、対応件数が増えているの」
吉田「それがきっかけになっているのかは俺にもわからないっすけど、
そういえば 、確かに仕事もここ最近は調子がいいっすね。」
会話に置いて行かれていない間を出すために、的を外さないように細心の注意を払い質問を飛ばす。
雄太「吉田くん 彼女の写真とかないの?仕事のモチベすらも上げる彼女さん 。
見てみたいな~。なんて思ったりして」
俺の質問に合わせるかのように修も吉田君に詰め寄る。
修「そうだよ。その彼女の写真見せてくれよ。」
吉田「先輩たちそういうのよくないっすよ(笑) 俺も見せたいのは山々なんですけど、
彼女【留美】って言うんすけど、写真がめちゃくちゃ 嫌いみたいで、とるのを拒むんすよ」
修「それなら仕方ないな。確かに女性って極度にカメラを嫌がる人って一定いるよな。」
雄太「そうなの?
女性ってSNS発信が多いからてっきり、カメラとか大好物と思ってたけど、違うんだな。」
俺の言った言葉に対し、憐れみを表すかのような声で修が俺の質問を返しながら肩を叩く。
修「そうだよな。お前も彼女ができればわかるよ。きっと。」
吉田くんには聞こえないように言う配慮が心に刺さる。
吉田「今月の末俺誕生日なんですけど、彼女が今までもらったことがないような
最高のプレゼントをくれるって言ってたんですよ。それが楽しみで仕方がないんっすよね。」
俺と修はまたしても幸せオーラ全開の吉田くんに対し。虚無になるのであった。
吉田君の誕生日が末ということは今から10日後なのだろう。
幸せな日になることを願いながら、頃合いを見てその日は解散となった。
次の日 大学の講義の時間に余裕があった俺は 、昨日の週と後輩君の話を振り返っていた。
それは
「俺はまだ学生だけど、同い年や年下でもう社会に出てるんだよな。
進路か…なんも出てこねぇやー。あ~あ」
その日以来、俺は就職って言葉を頭の片隅に置きながら、日常を過ごしていた。
そんなある日 -それは急に視界に入ってきた。
ニュース)
5/3のニュースです。昨日、○○ホテルの一室で男性の遺体が発見されました。
亡くなったのは、【○○市在住の会社員 吉田 秋さん 20歳】
死後から数日経過している状態で発見さました。
警察の調べによると、4月30日にはすでに息を引き取っていた可能性が高いとみて、
犯人の足取りを含め、調査を進めているとのことです。
現在わかっている情報として、遺体の発見が遅れた経緯として、
吉田氏が連日予約でホテルを利用しており、
チェックアウトの5/2まで清掃をしないことになっていたとのことです
そのニュースを見て俺は時間が止まったように固まった。
「嘘だろ…。あんなに幸せそうにしてた人が…
こんな急に亡くなるのか…」




