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植物魔法使い、何処へ行く。  作者: スクワール
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第3話

(んぐっ、んぐっ)俺は・・・飲むぜ!乳を!

「はぁ~、だぃあとぉ」


「いえいえ、こちらこそ大地に恵をありがとうございます。巫女様」


あれから俺はこの地の巫女として崇められている、たまーに作物の育ちをよくしたり、植林したりしてる。

まだまだ赤ちゃんなのでそんな事しかできないが不毛の地にとってはかなりありがたい事らしく作物を育てるだけでワッショイワッショイされるのだ。


「エレノアありがとう。ユグドリム。今日はもうおねんねしましょうね~」


そう言われると、背中をトントンされて軽いゲップが出た後に眠くなっていく。


この気持ちよさのまま寝よう。




村長宅


「皆の衆集まったか。」


「「「「はい。」」」」


神妙な面持ちで村長は話し出す。


「もし巫女様の力が王都にしれたらきっと囲われるだろう

今この地であの子がいなくなっては開拓は愚か命すら危うい」


「確かに・・・だが、いつかこの地にも領主の視察がくるしその前にあの子の力を知って漏れる可能性もある。」


そう、どこに他人の目や耳があるかわからない状況で隠し通せる用な家もなく外に出てあの子の力を借りて少しでも豊かな土地にす必要がある。


「あくまでわしの見立てでは7年、7年後には視察がくると思う。

その時にあの子にはレベルの低い植物魔法があって植林などを頼んでいた事にしよう」


「うーむ、現状それしかないですかな。」


村人たちもうーんうーんと考えるがカリムが一言


「一応、身を守るためにも剣術や魔術を教えた方がいいと思うんだが」


「だがカリムよ、それではバレてしまう危険性が高いのではないか?」


「あんまりいないとはいえ魔物だっているんですよ。親として身を守るすべをつけてほしい

それに魔術をうまく使えれば隠すのだってうまくなれると思うんだ。」


「確かに・・・、カリムには剣術、アレイナには魔術の訓練を任せてよいか。剣はともかく魔術は最初はできるだけ家の中で頼むぞ」


「「はい、わかりました」」


こうして不毛の村の方針は決まった。


このままうまくいけばきっと良い未来が待っているかもしれない。

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