第ニ章 受胎
そんな激闘を制して帰宅したおばあさんは、早速桃を新鮮な内に締めて切り分けると、タンドール窯でグリルしたり、串に打って塩とタレで焼いたりして、コースを作っておじいさんの帰りを待つ事にしました。
出来上がりのタイミングでベン・ネビス山から帰ってきたおじいさん。
桃のコースをみるなり嬉しそうに、おばあさんに昨日見た健康番組で川から流れてきた桃のデトックス効果やアンチエイジング効果のうんちくを自慢げに語りました。
楽しい美味しい夕食を終えて、残りの桃肉やむしった綺麗な羽を片付けて就寝する二人。
しかし、何だかさっきからムズムズするのです。
それから又しばらくすると、二人の体がうっすら覇王色を帯びてテカテカと光出しました。
そしてみるみるうちに、二人の体は変化をしていきます。
おじいさんの真ん中からは、足?が起こり顔の前まで反り勃ちました。
これは、後の伝承で「三脚」と呼ばれ大和神話のヤタガラスにも影響を与えて21世紀には日本代表のマークにもなりました。
そしておばあさんの背中には、筋肉が隆起して鬼が現れ、身体がみるみると若い逞しい肉体となり最終的にアマゾネスとなりました。
セメントデスマッチ深夜の無制限5本勝負のゴングです。
それは正に、血で血を洗うかのような激しい、そして、美しい戦いでした。
それからとつきとーか後。
男の子爆誕!!