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第六話 ジト目

「‥いいだろう!光道の意見に賛成の人、いるか?」

部長は睨みをきかせた顔で周りを見渡す。もちろん周りは反応なし。下を向いているか、ニコニコしている光道さんに目をやっているかどちらかである。僕も空気化することが得策だ。

ただ、深刻な問題がある。

光道さんが明らかにこちらを見ている。。笑顔でずっと見られているので、周りの人達も僕の方へ目をやっている。まったく。。


「あの、、」

仕方なく僕は発言する。


「部長の『仰る通り』こうやって空気感を感じながら打ち合わせをすることは非常に大事です。ですので、人事部主導の要望とうまく組み合わせて、本当に情報共有のみの連絡事項パートはチャット、質疑がある可能性のある他のパートは月例会議にして、月例会議の質を高めることはいかがでしょうか?」


「なるほど。さすが風波だな。月例会議の重要性をよく分かっている。しかも人事部への宿題もクリアできるし良いこと尽くめだ。それにしよう!それで良いな?みんな?そして光道!」

光道さんを中心に周りを見渡す部長。


「‥‥」

みんな意見もなく満場一致のようだ。ほとんどのメンバーが頷いている。まったく光道さんにも困ったもんだ。良いフォローだったでしょ?と光道さんに目をやると


じとーーーー。


ジト目でこっちをみてくる。明らかに不満そうな視線。win winの回答だったでしょうが!

なんとか月例会議も時間内に終わり、みんな会議室から退室。僕もデスクへ向かっていたが、


くいっくいっ


後ろからシャツを引っ張るやつがいる。

はぁ。

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